本当はね… | わたしがわたしを生きる道

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人生いろいろ、彩とりどり。アダルトチルドレンの私が30代の最後に乳がんに罹患。失ったものはあるけれど、一歩ずつ、私が私の人生を自分の足で切り拓く!!

お父さん

 

わたし、本当はね・・・

 

かわいい、かわいいって言って

 

ほっぺたムギューってしてほしかったなぁ。

 

ヨシヨシって言って、頭なでてほしかったなぁ。

 

お父さんの側に駆け寄ったら

 

どうした?って言って抱きしめてほしかったなぁ。

 

わたしが一人でいたら

 

こっちおいでって言ってお父さんの膝に座らせてほしかったなぁ。

 

もっといっぱいたかいたかいしてほしかったなぁ。

 

もっといっぱい遊んでほしかったなぁ。

 

本当は

 

うっとうしいくらい体全体で

 

愛されてるを感じたかったなぁ。

 

でも

 

お父さんは口下手で

 

子供とどう接したらいいかわからなくて

 

困っていること子供ながらに感じてたから

 

本当に思ってること

 

言っちゃいけないって

 

全部なかったことにしてんたんだ。

 

子供の頃に

 

そんなの叶わないって全部諦めたんだ。

 

今の今まで気付けなかった。

 

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言いたいこと言えなくてガマンしてたんだね。

 

よくガマンしたね。

 

たくさんガマンしたね。

 

えらかったね。

 

がんばってきたね。

 

これ以上ないくらい

 

体壊れてしまうほどよくがんばってきたね。

 

今まで全然気づけなかったよ。

 

ごめんね。

 

すっと側にいてくれたんだね。

 

ありがとう。

 

ありがとう。

 

わたし大人になったよ。