30-③ 其の時は目出度いからと云うので、客間の床には必ず虎の双幅を懸けた。(準1)
漱石・門
そうふく
一双の屛風=双幅
30-② イッソウの屛風の絵は、むら消えの雪の小松に丹頂の鶴、雛鶴。
鏡花「雛がたり」
一双
一雙 ←許容
一雙(双)のはずか一隻。(2019年4月28日)
双は二つで組になっているものを数える助数詞。
対義のひとつは、隻(セキ)。
双眼⇔隻眼
一双の瞳子
一対よりも一層属性率が高いのが一双。
双(ソウ)は左右(そう)である。
「ある時は一弁の花に化し、あるときは一双の蝶に化し、」
草枕
一双の玉臂千人の枕。
こんな問題が出たら面白い。