かりがねびたい27-① 眉の濃い、画いたい様な、雁金額の額の狭い、色白の極皮膚(きめ)の細密(こまか)い丸顔で、マツゲの…。 永井荷風「薄衣」 かりがねびたい 漢検漢和になし。富士額とも。 <引用> 髪の毛を上げた時に生え際がM字型になっている女性がいますが、これは雁金額といって雁が飛んでいる姿に似ていることから名付けられた額の形です。この額の形はそれほど珍しくはありませんが、生え際が直線的で額が台形、すなわち富士山の形になっている女性は滅多に見かけるものではありません。