「ヘルタースケルター」
沢尻エリカさん主演映画。
本編でヘルタースケルターのことは「しっちゃかめっちゃか」と言われている。
正直、とっても面白かった。
現代の若者たちの無責任なミーハーっぷりを、実に見事に描いてくれている。
この「若者たちの無責任なミーハーっぷり」をつくり上げたのはメディアであり、そのメディアをつくってきたのは戦後の日本教育なのかもしれない。
他人や自分への興味。
その興味を満たさなければまるで生きていけなくなりそうな脅迫概念の中で自ら抜け出せない深い穴にどんどん落ちていく。
誰か、ちゃんと愛してくれる人がいれば、まともな精神で生きていくこともできたろうに。
「若さと美しさ」についての検事の最後の言葉に共感した。
それにしても、やはり女は逞しい。
そして強い。
もちろん美しさを手に入れた女性はより強いかもしれないが、勘違いした美しさを追い求める女性は頑なでもろい。
そしてそれを煽っているのは己自身よりも外的要因が大きいのだろう。
本編には、女子高生が非常に象徴的に大勢登場する。
心も体も未成熟なのに、どんどん大人にされていってしまう女性たち。
何が本当に美しく幸せであることなのか、考えるきっかけになるだろう。