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§ 薛珠麗の §
§「英語で読むミュージカル」§
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§ 第一回 §
§ 『レ・ミゼラブル』 §
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に参加してきた。
少々前の話である。
記事UPが遅れた理由はいくつかあるが、今日になったのにもいくつか理由がある。
まあ、その話は置いといて。
何という貴重な時間!
何という貴重な情報!
うむ。
まずは講師の薛珠麗(せつ しゅれい)さんという方を少しだけご紹介させて頂こう。
略歴:国際基督教大学卒業後、tpt(シアタープロジェクト・東京)に参加。デヴィッド・ルヴォーなど多くの外国人演出家の通訳・演出補として数多くの作品に携わったのち、戯曲翻訳及び演出、劇作に進出。
主な翻訳作品:『ブルールーム』『エンジェルス・イン・アメリカ』『ストーン夫人のローマの春』『キャバレー』『ハーパー・リーガン』
主な演出作品:『蜘蛛女のキス』(ベニサン・ピット2002年)
劇作も手掛けている。
とにかく【才女】である。
その細かな気遣いを含めた多様な才能で、日本の演劇界のみならず世界のトップアーティストからの信頼は非常に厚い。
名だたる大物外人の通訳者として活躍する彼女を舞台上で見たことがある人は少なくないはずだ。
そんな彼女、無類の「レ・ミゼラブル」好き。
通算100回以上は確実に観ているそうだ。
しかしながら彼女に言わせると、世の中上には上がおり、更に多くレミゼを観劇なさっていらっしゃる方々がいらっしゃるとか。
この日は、そんな【レミ好きによる、レミ好きの為の】非常にコアな深いい講習会だった。
講習会の内容はとにかく濃い。
普段、通訳・翻訳を生業としているプロが原文の英語を表現するならば、例えばこんな意味も含まれていますよ、と言った感じで、僕のように英語に精通していない人間にとっては目から鱗的な財宝のような言葉が溢れているのである。
輸入モノの舞台に出演するとき、台詞であれ歌詞であれ我々俳優は既に日本語訳されたものしか目にすることはない。
その与えられた日本語と、運が良ければ原作、と言ってもこれも日本語訳のもの、これらのものからしか想像・創造していくしかない。
しかし、よく言われることだが、ミュージカルの歌詞の場合、英語の単語一つと日本語の単語一つでは、明らかに英単語一つの方が含まれる意味合いが多いことがある。
その、全く追いついていない部分と裏の意味、そして英語圏に精通する人間ならではの宗教観を踏まえた上で丁寧に読み解いてくれる、そんな講習会だった。
まあ何にせよ時間が足らない(笑)
一つの作品を隅から隅まで味わう為には、最低でも4回くらいに分けてやらなければダメだ。
それくらい素晴らしい内容だった。
自分が昨年出演させて頂いた作品なだけに、非常に興味深く充実した時間となった。
参加者は殆どが一般の方々だったが、この講習会は、出演する俳優たちこそ正に受けるべきものであると断言する。
来年は新「レ・ミゼラブル」があるが、何とかカンパニー向けに勉強会を開いて頂きたいものだ。
まあ兎にも角にも、彼女のミュージカルに対する情熱と愛は本物だ。
本気で好きじゃなきゃあそこまではできない。
今後、珠麗さんが開催する講習会から目が離せない。
画像は、この日のために珠麗さんのご友人がわざわざ作って下さったものだ。
一般の方々にも多くの熱いファンを持つ彼女の勢いは、満開を迎える桜のそれを上回るかもしれない。
それにしても良くできている。
酒瓶に銃弾にグラス…。
イエローチケットにパンに銀の燭台…。
愛だなぁ。
泣けてくる。
余談だが、10数年前tptの舞台を観るために名古屋から単身ベニサンピットに出向いた時、どうやら珠麗さんはカンパニーの一員として劇場にいたらしい。
ご縁とは面白く素晴らしいものだ。
感謝したい。
僕は僕にしかできないことをやろう。
今日も「ラ・マンチャの男」の稽古、何か一つでも新しい発見ができるように集中していきたいと思います。

