そう言えば、ちょっと前に横浜で観た劇団うりんこの「お伽草紙」について何も語っていなかった。
因みに先日は萬スタジオで倉田英二氏が出た「THE.B.B」も観てきたが、これについても何も語っていなかった。
いや、語らなかった、と言った方が正しいだろうか。
「お伽草紙」に関しては、語るべき対象が途中で不在となってしまった為、様々心配しながらも半ばどうでもよくなってしまった自分はいたが、とにかく怒りね感情だけは今も沸々と胸の内にあることは間違いない。
そして「THE.B.B」に関しては、感激直後の呑み会で、当人に洗いざらいぶちまけたので、多少のストレスは解消できてはいるものの、本質への解決には至っていない為、未だ煮えたぎっている状態である。
何にせよ、極一部のコアな客だけを相手にしたいならば、一般客に声を掛けるべきではない。
演劇に触れる経験がなかった人が、世にもつまらない舞台を目の当たりにして、舞台芸術に対するマイナス思考を植え付けられてしまうことによって及ぼす多大な被害を、是非とも考えて頂きたい。
演出家とは、やはりそれなりに責任のあるポジションにある存在なのだ。
作家が必死になって書いた台本を、ただ役者に横流しし、なんとか上手く台詞を覚えてもらおうなどと、そして、子どもたちを上手いこと騙して芝居を見せようなどと、冗談にしたって僕には死んでもそんな言葉は口にできない。
そんな演出家を迎え、全国公演を行っている劇団うりんこの役者と制作たちが、僕にはとても辛い立場に見えた。
悔しいが、それが現実だし、そうやってでしか生きていけないうりんこの実情もあるのだ。
だから、尚のこと、子どもたちの未来が、日本の、世界の未来が心配だ。
そんなことを考え、「すてきな三にんぐみ」を創っていきたいと思う。
そんな夜だ。