つっけんどん漂流記2-ファイル0798.jpg








ナイト明け。


ゴミを1階に捨てに行って帰って玄関の扉を開けると、娘たちが瞳を思いっきり縦に細長くして、興味津々の眼差しでこちらを見上げてきた。



たまにゃあ外の空気を吸わせてやるかと、玄関の扉を大きく開けて外で待つ。





クンクン…


クンクンクン…。






眩しい太陽



暖かい風



地響きを立て通り過ぎるダンプ


工場から聞こえてくる機械の音



少しずつ少しずつ玄関の敷居まで近づいてくる。

一生懸命匂いを嗅いで、一生懸命空を見上げる。

、早まる心臓の鼓動が心配なくらい。





今日は何を知ったのだろうか。

世の中、知らない方が良かったこともたくさんある。




一度知ってしまったら、消すのは難しい。


一度覚えたら、忘れるのは怖い。




たぶん、人間が持つ欲望以上に強い欲望は存在しないんだろうな。






でも、一つだけちゃんと覚えて欲しい事がある。






トイレにしたウンチには、ちゃんと砂をかぶせて、お願い。