丸いポチが白黒に点滅して見えるあなたは正常。
『エニグマ錯視』
眼球の固有運動を逆手に取ったトリックアートの一種…。
人間の目って、一点を見据えてるつもりでも、実は細かく振動している。
で、それに拠って対象物を周囲と比定して正しい像を結ばせるシステムになっている。
だから画面の方を動かすと一点を凝視出来なくなって黒点も生じなくなるし、濡れた瞳がキラキラと瞬いて見えるのもコレが原因だったりするんだけど…世の中にはごく稀に、この『固視微動』の無い人間が存在しちゃうらしい!
当然真っ黒なだけで一切光を反射しない瞳なんで、俗に『死人の目』なんて呼ばれてたりするらしいが…。
世の中にはいろんな錯覚があるね。
錯覚と勘違いとはちょっと違うね。
錯覚とすれ違いはもっと違うね。
シチュエーションコメディとは、勘違いとすれ違いから派生するもどかしさが、客観的に見ている者の目と心に滑稽にうつるものでなければならない。
故に、演じる側は自分に与えられた状況を信じ切って真剣にのめり込まなくてはならない。
真剣であれば真剣であるほど悲しいくらい腹がよじれるものだ。
昨夜、「紙とダイヤモンド」の幕が開きました。
若さ故の勢い。
とても大切なことです。
一つずつ技術と精神を研いていきましょう。
久しぶりに若者だらけの中で芝居をすると、自分のオヤジっぷりに気づかされます。
いや!
鏡の中の俺の目はまだギラギラ輝いているはずだ!
え?
エニグマ錯視!?
