漫画家、デビュー、30年 | 渡辺やよいの楽園

渡辺やよいの楽園

小説家であり漫画家の渡辺やよい。
小説とエッセイを書き、レディコミを描き、母であり、妻であり、社長でもある大忙しの著者の日常を描いた身辺雑記をお楽しみください。

true

 うらうら、白猫だんご。

  昔、私のアシスタントをやってくれていた人がその後漫画家デビューして、先日のブログでデビュー20年以上たった、と書いていた。
 うわー
 他人の子ども見て、「もう◯◯ちゃんもそんな歳なのー」と、驚くのとよく似ていて、自分の歳を再確認する。おそろしい。
 でも、私もデビュー30周年で、よくここまでやってこれたよ、と改めてしみじみする。
 小学生の頃「ぜったいモノカキになりたい!」と、親にしかられては隠れて布団の中でコクヨのノートにせっせと童話を書いていたあの頃。大学進学相談で、「漫画家になりたいんです」と親と先生に言って「あきれたね、なりたいってなれるの?夢みたいなこと言ってるんじゃない!」と、責められて泣いたあの頃。
 あの頃の自分にタイムマシーンで戻って
「それでいいんだよ、がんばれ!」と、励ましてやりたい。