昨日は、息子と蒲田まで漢字検定試験を受けに行った。
そもそもは、息子が非常に漢字の成績が良くないので、なにか目的があれば勉強するだろうと、漢字検定をすすめたのだ。
そのさい、子どもの尻ばかり叩くより一緒に勉強した方が息子もやる気になるだろうと、私まで試験勉強をするはめになったというわけだ。
ただでさえ忙しいところにこのうえ漢字の勉強。
頭がすっかり固くなっていて、知っているはずの漢字も思い出せず四苦八苦、ましてや部首などというしろものは、普段だって意識にさえ上らないのに、「したごごろ」だの「すでのつくり」など覚えられないっての。
私は一応中学卒業程度で習う漢字が範囲の3級、息子は小学5年生程度の6級を受けることにした。
問題集を購入し、毎日励まし合いながら勉強した。
そして、昨日。
遠い蒲田まで寒風に吹きさらされながら会場に赴く。
子どもや若い人が多いが、老若男女取り混ぜて大勢の人が来ている。
私の試験時間の方が先だ。
試験なんて、介護士の資格を取った時以来だ。
少し緊張する。
試験が開始されても、まだ胸がどきどきしているが、問題そのものはわりとよくわかり、とりあえず全問回答出来た。しかし、自分の悪筆には我ながらあきれることで、はねやはらいがいいかげんだと採点されないというので、あちこち書き直す。
次の息子の試験の間、蒲田のゲーセンで遊ぶ不良母。
自分はいわばおつきあいだから、本命の息子にこそ頑張って欲しいと祈る。
試験が終わって出て来た息子は「赤飯って漢字が書けなかった」とぼやく。
「毎日食べているご飯の文字くらい覚えておけよ」と、叱る私。
「お母さんは完璧だったよ」と、いばると
「でも3級の合格率って50%だよ」と、息子に言われ、とたんに自信をなくすのであった。
帰り道、ごくろうさん慰労会と、また二人でゲーセンで遊んでしまった。
ともあれ試験は終わった。
40日後の合否連絡を待つのみである。
しかし、今回勉強してみて、日本人とはなんて豊富な文字を駆使して生きていることよ、と感心しきり。
もし3級が受かったら、次は2級に挑戦しようかな、と密かに思う私である。
もちろん、息子にも続けて上の級を目指させたいのが本音であるが。
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ネットやブログでの書評で有名な黒夜行さんが、2008年度小説ベスト20の中に、私の「ピーター・ノースの祝福」を第10位に入れて下さいました!
光栄です!
拙著「車いす犬びすこの一生」で、検索してこのブログに来る人が、毎週かならず何人かおられる。
意外に、細々とでも読み継がれているらしい。
というか、老犬介護とかペットロスとか、生き物を飼う事を全うするという問題は、今後ますます増えてくるだろう。
10月18日放送のNHK週刊ブックレビューにて
北上次郎さんが「ピーター・ノースの祝福」をおすすめの3冊に入れて下さったようです
ありがとうございます。
「ピーター・ノースの祝福」の書評を
11月号月刊「ヒューマンライツ」にて冠野文さんにいただきました。
「星星峡」と「フィガロ」にいただきました。
ありがとうございます。
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よろしくお願いします。
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