介助犬 | 渡辺やよいの楽園

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小説家であり漫画家の渡辺やよい。
小説とエッセイを書き、レディコミを描き、母であり、妻であり、社長でもある大忙しの著者の日常を描いた身辺雑記をお楽しみください。

介助犬

 昨日は小学校にて、PTA企画の介助犬デモンストレーション。
 午後、雲行きが怪しく、デモンストレーション自体は体育館で行うので雨は関係ないのだが、出席者の出足が鈍る事が心配。 幸い雨は夕方まで降らなかった。
 集合時間より早めに介助犬協会 の人たちの車の到着を待つべく、給食センターの入り口の所で待機していた。道路が空いていたのか、時間よりかなり早く車が到着し、内側からしか柵があかないので、早めの待機は正解であった。
 利発そうなメスのラブラドールのいろはが、車の窓から顔を出して尻尾を振っている。
訓練士の女性と協会の男性とにこやかに挨拶。
他の委員の人たちも集まりだし、準備開始。
受付の机運搬、ビデオのプロジェクターの操作、出席者の誘導。私はうろうろ飛び回る。

 子どもたちがたくさん集まってくれて、説明の上手な協会の男性のおかげもあり、いろはのデモンストレーションに目を凝らす。
しっかり主人の目をみて、命令にきっりちり反応するいろは。手の不自由な人のために、地面に落ちたコインも上手に拾って主人に渡すいろは。靴や靴下も脱がせてくれるのだ。冷蔵庫の中の物を取りに行き、ちゃんとドアも閉めて行く。
 印象的だったのは、
「世の中は、健常者が便利なように、様々な道具が小さく軽く薄くなって行く、携帯電話などもカードのようにうすくなっていく。しかし、手の不自由な方は握力がなく、小さいもの薄いもの軽いものは逆に取り落としやすくなってしまう」という言葉。。
 最後の質問時間にも、子どもたちが積極的に手を挙げてくれて、どうにかこうにか終了。
 これで、あとひとつ企画を実施すればPTAの活動は終わる。
 がんばらなきゃ
介助犬2



日本介助犬協会