私が出馬した都知事選以降、すべての都知事が任期途中に辞職しているのを見るとやはり、あそこで当選したかったと悔しさが残るのが本音です。
少なくても私は絶対に税金で贅沢をするつもりはないと断言できます。
むしろ東京を経営したいという純粋な気持の大前提は、税金の費用対効果の最大化でした。
上場企業の会長であっても国際線ファーストクラスに経費で乗ることはありませんでした。
100円の利益を積み重ねる居酒屋オーナーの感覚は生涯変わらぬ私の価値観です。
オリンピックを前に、都知事を目指す人には、なおさら私欲がない人が求められると思います。
「東京を経営する」の巻末には、自らを律する意味も込めて
「命もいらず、名もいらず、官位も金もいらぬ人は始末に困るもの也」と西郷隆盛の言葉を引用しました。
東京に、今求められているのは、こうしたトップリーダーだと思います。