立川志の輔さんの落語で
『大河への道~伊能忠敬物語~』というのがあります。
昨年、渋谷パルコ公演で初めて聞き、
涙が知らぬ間に、どんどん流れる程、感動。
今回7月に2回目を見ました。やっぱり感動した。
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「地球の大きさを知りたい」という好奇心から
伊能忠敬は夢を追うことを始めた。
55歳からほぼ地球一周分の距離、
4万㎞-約4000万歩を17年かけて歩き、
「伊能図」と呼ばれる日本地図を描いた。
最初は、幕府から認められずに、
自らの財産を使っての北海道測量。
その完成度の高さから幕府が本気となる。
72歳まで歩き続け、74歳で亡くなる。
その3年後に「伊能図」は完成。
その43年後、イギリスが日本を測量しようとするが
あまりにも、その「伊能図」の正確さに測量を止める。
西洋の器具・技術を使わずに、
なぜここまで正確な地図が描けるのかと驚かせ、
鎖国中の日本の文化レベルを認めさせたとのこと。
伊能忠敬の墓には、
「星や暦を好み、測量にはいつも喜びを
顔に浮かべて出かけて行った」と、彫られているという。
この生涯を聞き、心の底から感動する。
人生50年と言われていた頃の55歳の時に
素朴な好奇心を持ち、夢に挑む。
そこから17年間諦めずに夢を追い続ける。
それも楽しみながら。
何と素敵な生き方。
こんな日本人がいたことを誇りに思う。
夢を追うことの素晴らしさを改めて思う。
この感動に、そして立川志の輔さんに改めて、心から感謝です。