先週・中国の外食店舗を、巡回視察して来ました。
年2回の恒例の行事です。
定期的に同じ場所へ行く為、それぞれの国の変化、状況がよくわかります。
今回の中国行き。
中国経済は元気です。
人々の顔は明るく、マンションは新築物件のオンパレード。
多くの外食店舗は、平日でも行列。
お蔭様で、和民の外食店舗も好調です。

ワタミインターナショナルでは、今年合計80店舗になる見込みです。
行く先々では、早朝7時から恒例の全社員大会を行います。
彼らとの交流は出張の一番の楽しみです。
今回は香港で“ワタミらしさ”
深セン・上海で“ワタミが28年間大切にしてきたもの”
“なぜ、額に汗した利益しか、利益と認めないのか”
“なぜ、ありがとうを本気で集め続けているのか”
などの話をさせてもらいました。
今回の3ヶ所の全社員大会で、印象に残ったことは、
深セン スタッフの明るさと素直さでした。
地方から集団就職で都会へ。
親元離れ、仲間で力を合わせて、生きている20歳前半の若者たちです。
それぞれが、それぞれに夢を持っています。
“君たちの夢を本気で応援する”と宣言しました。

現地の香港人でワタミインターナショナルの物件開発責任者の話には感激しました。
“私は、物件を開発するとき大家さんに15分もらって、ワタミの歴史、ワタミの理念を語ります。
どの国の方も理解してくれます”と語っていました。
海を越えて、理念に共鳴し、戦ってくれている同志がいることに心から感謝しました。

海外に、毎月のように出張して、海外から日本を見るとき、最近特に強い危機感を抱きます。
海外から日本を俯瞰して見るとき、経済も政治も、日本が全く動いていないように思えてなりません。
時が過ぎることに対して、危機意識がないと言うか・・・。
カンボジアも、バングラデシュも、貧しいながらも動いています。
シンガポールは、戦略的に国が動いています。
中国は、恐ろしいほどの経済成長です。

国民一人一人が、明日の日本の子どもたちの為、
この国は、どうあるべきなのか、
本気で考えねばならない時が、今なのかも知れないと強く思います。