ダッカ市内のスラム街の学校を訪問。
12歳の小学校3年生の女の子が、必死に勉強をしている。
その隣りには、1歳6ヶ月の小さな男の子が勉強の邪魔をしないように
その女の子の腕に、自分の腕をからませて、おとなしく座っている。
この子たちの未来に幸せあれと祈る。

先月のバングラデシュ行き。
目的はSchool Aid Japanの新しい支援先開拓。
カンボジアを支援させてもらい12年。
小学校、中学校を156校建てさせてもらい、23小中学校が足りて、
有難いことに、高校の建設要望が来るようになった。

一方バングラデシュ。
2000校の小学校が足りないと言う。
現在、建っている小学校も、まだまだ藁葺き屋根のものが多い。
もし、支援させてもらえるなら、小学校の建設と
小・中・高の一貫校の開校をと考え、今回訪問させてもらう。
地元NGOとの話し合いも順調に進み、
カウンターパートナーになっていただくことの了承を得る。
小・中・高一貫校の開校予定地は
ダッカから車で1時間半ほどの
ガジプール県プーバイル地区に内定する。
藁葺き屋根校舎のレンガ造り校舎への建て替えも今年10校させていただくこととなる。

現在、バングラデシュでは、小学校入学から卒業まで5年間
学び続けることができ、卒業できる子は半分以下。
この数字を、100%近くまで持っていくことが、新しい学校の目標。
その為には、先生の教育・トレーニングが欠かせない。
私の学校、郁文館夢学園から、教師2名、事務方1名を派遣することとする。
日本の「夢教育」をバングラデシュへ。
バングラデシュの教育成功事例もたくさんあり、
それらを学びながら、モデル校を作り上げたい。
そして、そのモデル校を教師のトレーニングセンターとする。

バングラデシュ
0歳-14歳までの人口が、
5年後には5900万人に。
この5900万人の幸せに
関われるようなモデルとなる教育をカタチにしたい。
小学校3年生の女の子と、1歳6ヶ月の
男の子の二人の学ぶ姿を見て、
その決意を固めた。