津波ですべて流された陸前高田市のお寿司屋「鶴亀鮨」さん
そして、同じく津波ですべて流された陸前高田市の居酒屋「車屋」さん
この2軒の店の再チャレンジの仮設店舗を陸前高田市「経営勉強会」の後に訪ねた。


「鶴亀鮨」さんの仮店舗。
住宅街のど真ん中にあり、商売の立地としては最悪。
それでも、主人の人柄と腕で、出前等の注文は入っている様子。
店の中は夏のイベントのポスターを始め、
元気になるものばかり。


「鶴亀鮨」のご主人
地震当日、お一人住まいのおばあちゃんを助ける為に山側に向かい
九死に一生を得る。
この命を、「お客様の喜びの為に」、と決意している。


お刺身、そして鍋。
そのあたたかさに胸が熱くなる。



「車屋」さん
夏のイベントのきっかけをつくってくれた私の教え子。
被災10ヶ月、ようやく再スタート。


小さな仮設店舗。
カレーコロッケ、串揚げ、シュウマイ
その一品一品にただ驚く。
カレーコロッケ、注文が入ってからその場で握る。
串揚げ、注文が入ってからその場でパン粉づけ。
シュウマイ、その場で包む。
その味、抜群!
ワタミも完敗。
嬉しい、気持ちのいい完敗。
生き生きと楽しそうに働いている


車屋、熊谷マスター。
「いい店だ」大いに誉めさせてもらう。
「今日は仕込みがあり、出席できずに申し訳ありませんでした。
勉強会の生徒として、『どうだ!』という店をつくります。来月は必ず行きます。」
車屋 熊谷マスターはそう言って、人なつっこい笑顔で笑った。