東京大学の懇談会は、秋入学への全面移行を求める中間報告をまとめた。

実現を強く希望したい。
学校経営者として、企業経営者として、大学の秋入学、秋卒業を歓迎する。

何の為に大学で学ぶのかを考えていない大学生が多すぎる。
大学に入る半年間、社会において自らの学部と関連する企業でインターンシップを経験する事は、それからの4年間にとって非常に有効である。
大学4年間徹底的に勉強して、その学んだことをベースに、卒業後半年間留学をすることも有効だろう。
秋入学によって、他の国から優秀な生徒が集まりやすくなり、日本の大学が国際化する。
もちろん、その前提として奨学金制度の充実や、企業の学生を受け入れる体制をフレキシブルにすることも為されなければならない。

大学に入るのは、大学を出てから一人一人が輝くために学ぶことが目的。
そのためには、大学4年間前後の1年間は非常に大切と思う。
新卒が3年で30%辞めるような社会的損失も減ることだろう。
しかし、安倍内閣の教育再生会議で、このことは議論され、私の主張したバウチャー制度などと違い、全員の賛同が得られていた案だったのにもかかわらず、今ごろ騒がれている。この日本の教育業界の動きの遅さは何なのだろうと考えてしまう。