ワタミの介護でお世話をさせていただいている方々との、ふれあいの時間が何よりもの楽しみです。
先日も広島のホームに行ってきました。

1年ぶりでしょうか。
皆さんお元気そうに、待っていてくれました。
この1年で御入居された方もいます。
「思ったより大きいのね。」
「テレビで見るよりずーっと若いわね。」
などと嬉しいことを言ってくれます。

お一人お一人と記念写真、そしてお一人お一人のお話を聞きます。
「食事は美味しんだけど、もう少し家庭的にならないかしら。」
「おいもの煮ころがしとか、きんぴらごぼうとか、そんなものがもっと出たらいいな。
ここの食事はちょっとよそ行きなのよね」
等々厳しいご指摘も。

最近の楽しみは何ですか、と聞くと、
「歩くことよ。不注意で転んで骨を折ったんだけど、しっかり看護してくれたから歩けるようになったわ。
だから歩くことが楽しみ。」
「スタッフの方にレース編みを教わったのよ。孫の洋服を今編んでいるわ。」

原爆の話になりました。
「ビルの中にいて助かった」「光・音・風の順番で襲ってきた」との体験談。
その中の一人の96歳のおばあさん。
5歳の子どもが、手の中で「熱いよ、熱いよ」と亡くなったとのこと。
返す言葉が見つかりません。
その方の楽しみは短歌。
短冊に書いた作品を見て思わず息をのみました。
~至れりの世話を受けゐてわがワタミ 桃源郷としてよろこびのわく~
手を握りしめていました。
~こちらこそ、本当にありがとうございます。いつまでもお元気でお過ごし下さい。~

御入居者様の外までの見送りに、見えなくなるまで手を振り、お別れをしました。
~会長、大きいから、次に来るまでにスリッパつくっておいてあげよう。~
後日皆さんで、そう話をしてくれていたそうです。
ここまで「ありがとう」を集めてくれているワタミの介護のスタッフに、
心からお礼を言います。
そして、こんな素晴らしい仕事をさせて下さっている神様に心からお礼を言います。