カンボジアで教育支援の活動を始めて、もう12年になります。
空港に着くたびにその12年の時の流れを感じます。
最初に行ったときの空港はかやぶき屋根でした。
空港の外には、物乞いがあふれていました。
地方へ行くときは、マシンガンを持っている護衛を付けて行動しました。
本当はそのマシンガンを持っている護衛が裏切らないか心配でした。(笑)

今回の目的は三つ
一、156校の校舎建設の確認
年度内156校は、洪水の影響もあり、心配をしていましたが、
ここからの乾季で工事は間に合いそうです。

一、農場の立ち上げ
14ヘクタールのSAJファーム
昨年のお米の収穫が一反あたり85kg
今年は200kgになりました。
カンボジアの平均が270kg、日本の農家の平均が480kgでまだまだですが、
第一歩を確実に踏み出すことが出来ました。

あまりの洪水でSAJファームも半分近く水におおわれてしまっていましたが、
水稲、陸稲の育成の状況を見るとき、これからに期待できそうです。

ここから、「こしょう」「唐辛子」「レモングラス」「ハーブ各種」をつくり、
2014年までに、この土地に最も適した作物を選ぶ予定です。

2014年の秋、
この14ヘクタールの土地は耕され、カンボジアの農民の方々の所得の向上、
そしてカンボジアの雇用の創出に、大きく貢献する農地となっていることでしょう。
厳しい戦いになると思いますが、必ず成し遂げたいと思っています。(続く)