仕事がら、たくさんの芸能人や、スポーツ選手の方々とお会いしています。
長く続いている芸能人、そしてスポーツ選手の方々は、やはり、ビジネスマン同様に本物です。
このことは、今回のイベントにおいて出演していただいた方々にも、痛感しました。

ストリートコンサートでデビューした「川嶋あい」さん、
心のこもった被災地コンサートでした。
彼女が歌う、その時、空気も泣いていました。

陸前高田駅の一日駅長を務めてくれた「せんだみつお」さん、
第一声の「皆さん、私はまだ引退していませんよ」は、とても楽しく、
言葉のキレがあり、愛がありました。

「白井貴子」さん、私の時代のフォークロックのスターです。
彼女が新しい陸前高田の盆踊りの歌をつくってくれました。
イベント初日の盆踊りの歌、二日目のヒット曲「チャンス」を含むコンサート、
両日とも素敵でした。

そうそう、飛び入りで来てくれた、あのねのねの「清水国明」さん、
宮城の炊き出しの帰り50km戻って陸前高田に来てくれました。
心からの思いがなければ、できることではありません。

ラストは「小柳ルミ子」さん
楽屋で挨拶の時から泣いていました。
陸前高田の何もなくなった街を見て「皆さんの為に本気で歌う」と手を握り言ってくれました。
実はこのイベントのトリ、いろんな方を想定していました。
しかし最後に決まったのは「小柳ルミ子」さん。
街の方の声を聞いて、やっぱり「瀬戸の花嫁」だったのです。
「瀬戸の花嫁」に涙を流して、体をゆらしながら聞いている、たくさんの方々の様子を舞台横からながめ、「小柳ルミ子」さんに来ていただいて、本当によかったと感じました。

今回、イベントに来られた方々、本気でした。
当たり前ですが、その本気が伝わり感動となり、涙となり、被災地の皆様方の明日への元気となったのだと思います。
陸前高田の皆様とかかわられた、おひとりおひとりに心から感謝します。