ニュージーランドを私の学校の留学先に選んだ理由はふたつ。
ひとつは公立校の海外留学生の受け入れ体制が大変しっかりしていること、
もうひとつは、ホームステイ体制の充実。
本当にふつうの家庭がホームステイを当たり前のように受け入れている。

今回、私の学校の一人の生徒のホームステイ先にお邪魔する。
ご主人はエンジニア、
奥様とは、15歳の高校からの同級生、大恋愛の末の結婚
7才の男の子、15才の女の子、81才のおばあちゃん、そして当日はいなかったがその上のお姉さん含め6人家族、それに、私の学校の生徒含め2人の留学生、あたたかな夕食会
ご主人が、海から獲ってきてくれたアワビの前菜、ホームステイの生徒の話で大いに盛り上がる。
まるで、我が子のように、家族として受け入れてくれていることが伝わり、有難く、胸が熱くなる。
夕食後、ご主人と7才の坊やでマオリの民族舞踊である“ハカ”。さすが本場、もの凄い迫力
お別れは、家族全員でニュージーランド先住民族“マオリ“の歌をプレゼントしてくれる。
切なくしみじみした歌。
よくぞここまで心を開き、よくぞここまで私の子供を愛してくれた、と感謝の言葉を繰り返す。

留学期間 残り3ヶ月半、
来年も私の学校の生徒のホームステイをお願いする。

今年は40人、40の家族との絆が生まれ、
来年は90人、90の家族との絆が生まれる

言葉もろくに通じず全く知らない家の一員となる。
少しの緊張感の中の自立、
人間関係を自分の力でつくり上げていく、これ以上の勉強はない。

自分自身の力で人間関係を構築すると言えば、今回の視察で言われたある高校でのこと。
私の学校の一人の女子生徒、サモア・ダンス部へ、
ミクロネシアンの生徒ばかり50人のクラブ、アジア人は彼女1人だけ、
その彼女が入学7ヵ月半で見事に皆と共に踊っている、
彼女は言う
“半年間は、なぜアジア人のあなたが私たちのダンスを踊るのか”と相手にもされなかったと言う。
彼女はダンスを踊りたい一心でじっと耐え半年でようやく家族にしてもらえたとのこと。
その踊っている姿を見て、涙が流れる、この半年間どんなに辛かったろうか、
この半年間どんなに寂しかったろうか、
人は目の前の壁を自分の力で越えていかねばならない、
越えていく時に、大きな成功と成長がある。

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来年からの中学生に徹底してグローバル教育をたたき込むこと、
その留学先はニュージーランドであること、
その選択の正しさを確信する視察となる。
“さあ、グローバル教育をはじめよう”

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