今回、「ホウレンソウ、カキナ」について、福島、茨城、栃木、群馬の4県全域について「自粛要請」が出たこと、また福島全域の牛乳についても同様の措置であったことについて、大変憤りを感じています。


当初は路地野菜全般についての自粛要請が来てすぐ取り消したというような混乱した対応についても更に憤りを感じます。



「自粛要請」というのは、行政として責任があいまいになる、一番楽なやり方です。しかも、「食べても安全だが、基準値を超えているので、生産者の方で出荷は自粛してください」というようなことを言っている。これは最悪の対応です。


「危険なもの」については、徹底的に検査し、本当にダメなら政府で買い取るなどの対応をする。


一方で、「危険でないもの」はちゃんと「安全です」と示していく。これが責任ある対応です。フル稼働で放射能チェックを回し、最低でも市町村単位、本当は畑単位で管理、運営すべきです。


しかも、大雑把に「全県」という単位で動いてしまう。これは明らかにおかしいです。例えば、ワタミでも群馬県の山間、草津方面に農場がありますが、ここまで放射能物質の個別状況に関係なく「群馬県だから」と出荷を自粛させられたら、東京は食糧難になります。



現状の、政治、行政のリーダーシップのなさが端的に現れた状況だと思います。


早急に、リーダーシップの再構築が必要だと思います。