(④の続きです)
■vagabondさん
素晴らしい話をどうもありがとうございました。
参加して感動をいただき、寄付ができて嬉しくなりました。
ところで、渡邉さんは地球上で一番たくさんのありがとうを集めることをワタミグループの理念にされています。
そして、外食・有機野菜農業・介護・教育・病院といったように、困難を極めても、直接相手から感謝を得られるであろう事業を選択されています。
だから、理念と事業とが一気通貫していて、すっと腹落ちします。
しかし、社会には相手から感謝を得られる機会のない事業もたくさんあります。しかし、そういった事業でも社会には必要なものです。
そのような事業をしている場合には、どういった理念を掲げ、それを社員に対してどのように浸透させていけばいいのか、ご意見いただけませんか。
[渡邉美樹]
感謝を得られる機会のない事業とは、メーカーなど直接消費者と接点のない事業のことでしょうか!?
たしかにサービス業のように直接のありがとうをもらう機会はないかもしれません。
しかし、つくられた製品によってどんな幸せな空間がつくられているか、
どんな幸せが提供できているかをイメージすることで、
十分消費者のありがとうを感じられる事業だと思います。
間接的かもしれませんが、消費者のアンケート調査や意識調査からも、ありがとうを感じることはできると思いますよ。
■だいさん
はじめまして、自分は33歳になりますが、今までは目標が定まらず仕事をしてきました。ただ 今は将来自分のお店を持ちたいと思っています。焼鳥屋です。しかし 料理の経験もあまりないのです。しかし焼鳥が本当に大好きなので やりたいのです。今からでも決して遅くないですか?
どうしたら強く信じれるのですか?アドバイスをお願いします。
[渡邉美樹]
今外食産業は非常に厳しい。
アドバイスということであれば、未経験で始めるのは、危険ですからやめたほうがいいと思います。
ワタミグループであれば『わたみん家』の独立制度など、
外食産業の多くの会社には、様々なフランチャイズや独立の制度があります。
まずはそこからでもノウハウをしっかり勉強することが大事だと思います。
いきなり焼き鳥やさんを始めるということはどうしてもおすすめできません。