孔子75代直系子孫である孔健さんと対談しました。



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大学生のころ感銘を受けて以来、今でも書斎、車中、ベッドサイドと常備して読み返してきた『論語』は、人間社会の原理原則そのものであり、読むたびに新しい発見があります。特に50歳になった昨年は、『論語』づけだったといってもいいほど深く読み込んだ一年でしたが、そんなタイミングで、今回の対談のお話をいただいたのも“縁”でしょう。


孔健さんは、さすがの日本通で、日本語もお上手、現在は日本に住んでいらっしゃいます。
いろいろとお話させていただきましたが、“一番好きな言葉は?”との問いには私は“恕”と答えました。
“相手の立場になって考える”つまり“思いやり”です。
これさえできれば、人と人も、そして国と国のあいださえもすべてうまくいくのだと思います。


この対談時に、『「いま」このときを、生きる 』という著書をいただきました。
『論語』をいかに現実にいかしていくかがしっかり解説された本です。


例えば、お金について。
“富は我において浮雲のごとし。”
“君子は義にさとり、小人は利にさとる。”
つまりは“お金を求めている限りはけして人間は幸せになれない”。


『論語』は2500年も前に書かれたものですが、まさに一つひとつ現代に当てはまります。
技術の発展などはともあれ、人間としては2500年のあいだ成長していないということを否応なく思い知らされ、反省しなければならない、と強く思いました。