今日は、かめださん、TAKAHIROさん、AIoECO O&Tさんからのコメントにお返事したいと思います。


■かめださん
突然のご相談ですいません。
僕は現在22歳で中小企業診断士の勉強をしています。渡邉社長の影響で経営に興味を持ったからです。
勉強内容は、経営戦略論やマーケティング論、財務会計、経営法務、運営管理など幅広いです。
しかし、最近迷いが生じて来ました。というのも今の僕の職場は学んだ知識を直接的に活かせるような職場ではないため、今学んでいる知識は本当に役に立つのか心配になってきました。
周りからは資格はそんなに意味ないよと言われたこともあります。
確かにビジネスで活躍している人全員が中小企業診断士の勉強をしているわけではありませんし、これは机上の空論ではないかと訳の分からないことを考えるようになりました。
自分は、「なぜ知識を得るのか」、目的が曖昧な気がしますし、失礼ながら渡邉会長への憧れの気持ちだけで勉強を始めた自分が恥ずかしくなってきました。
今勉強を続けるか否か真剣に悩んでます。


[渡邉美樹]
今学ばれている内容は有意義だと思います。
しかし資格のための勉強になってしまうのは本末転倒。
ビジネスに知識は不可欠ですが、肝心なのはそれを実践することです。


僕の場合は、かめださんとは逆でした。
経営の現場で実践する際に、理論に立ち戻る。
例えば世界戦略であれば、まず自分で組みたてる。
そしてそれを確認する段階で、マイケルポーターの文章を振り返り、
自分の頭の中をもう一度整理する。


知識は言葉として知っているだけでは意味がありません。
実践して初めて、本当の知識、知恵になるのだと思います。


経営に興味があるのであれば、ぜひ勉強は続けてください。
そして知識だけで終わらせないよう、マーケティングを学んだのなら、
それを実際の仕事で実践してみてください。


もし今の仕事がかけはなれたものであるなら、仕事を変えるのもひとつでしょう。
ワタミの店長はみな勉強し、そして実践のなかから学んでいっていますよ。



■TAKAHIROさん
渡辺会長を尊敬する、出身大学と学部では渡邉会長の後輩に当たる者の一人です。
私は現在公認会計士を目指し、来年の本試験に向けて勉強中の身であります。渡邉会長の仰る、「神様が応援してくれるくらい努力しろ」と言う言葉を座右の銘に、日々勉強に励んでいますが、まだまだ「神様が応援してくれるくらい」努力が出来ていない気がします。
まだ根本的に自分に甘いのだと思います。目先の快楽に捕らわれてしまって中々先の目標に対して邁進出来ない。そこが私の悩みです。
渡邉会長は何か目標を持てばすぐに「神様が応援してくれるくらい」の努力が出来ますか?それとも、何か工夫などを試行錯誤しながらその境地に辿り着くことが出来ているのでしょうか?
また、渡邉会長は昔から自分に厳しく出来る人柄だったのでしょうか?もしそうでなければ、どうやって自分に厳しく出来るように変れたのかをご教授頂きたいです。
(ブログのビデオレターで会長が、「他人と比べるようなゴミクズみたいな人生より、大切なのは自分がどう思うかだ」という言葉も、非常に心に響きました。ありがとうございました。)


[渡邉美樹]
“目標を持てばすぐに「神様が応援してくれるくらい」の努力が出来るか”と
問われれば、答えはNOです。
また自分に厳しくしているというわけでも決してありません。


『夢に日付を!』という書籍のなかでも紹介していますが、
まず“なんとしてもやらなければいけない”との意気込みで、
最初から無理やり強烈な目標設定をします。
もちろん自分が元気なとき、前向きなときが良いでしょう。
そして、それを毎日の計画に落とし込む。
このとき自分の力の120%くらいに設定します。
その後はもうなにも考えない。
1日1日の計画をただひたすらむしゃらに追っていくのです。


これが「神様が応援してくれるくらい」の努力です。


TAKAHIROさんには『Date your dream手帳』がぴったりだと思います。
ぜひ使ってみてください!



■AIoECO O&Tさん
渡邊さんは学生時代にいじめられた経験はありますでしょうか。
私はあります。毎日家に帰り学生服のまま自分の部屋の布団でコッソリ泣きじゃくり…アザが体にあるのが親に見付かっても壁にぶつけた…転んだと誤魔化し続けました。。。死のうかと思う事もありました。でも私には怖くてできませんでした。。。
でも、私はいじめられた事は嫌でしたがそれを乗り越えて来ましたし…いじめられてなければ等といった考えはありません。。。
今では何でいじめられたのか…自分の何処が悪かったのかな…何で浮いてたんだろう…何で彼等は不満を自分にぶつけるしかなかったのだろう…と考えております。
結局人の弱さと自我しか思い当たりません。。。
死ぬ事の出来る弱さも人の痛みも分からない弱さも全て…教育は唯一家族以外と社会性を学べる場所です… 是非心を大きく持たせる事の出来る教育を行なって頂きたいと思っております。。。


[渡邉美樹]
AIoECO O&Tさんがこ経験されたことは、本当に悲しいことだと思います。


人間は人よりも優位でいたいと考える動物です。
ですから、ほおっておけば“いじめ”は起こる。


「自分がいじめられる側の立場だったらどうだろう」と相手の立場に立って考えること、
そして「自分がされて嫌なことはやめよう」と気づくこと。
これは理性です。
この理性を育てることが、教育の大きな仕事です。


AIoECO O&Tさんもおっしゃるように、
いじめられる側にも非がある場合があるのかもしれません。
しかしそれでは責任の所在が曖昧になり、問題の解決にならない。


「いじめるほうが100%悪い」
私の学校ではこのスタンスを徹底し、
“いじめ”は絶対なくさなければいけないことだと考えています。