第9回・第10回へもたくさんのコメントをありがとうございました。
お返事をさせていただきます。



■ななさん
いつも感化され、とても尊敬しています。
私は日頃から、思ったこと等を視覚化するのが好きです。
メモ魔も実戦しているのですが、メモが散乱してしまい、
上手く活用出来ずにいます・・・。
メモは1冊にまとめた方がいいのでしょうか。


[渡邉美樹]
始めからきちんととろうとしなくてもいいんです。
小さなメモ、Date your dream 手帳の夢パッドでもいいのですが、
とにかく思いついたことは書く。
そして必ず1日に1回整理をすることです。


僕のやり方だと、1日のおわりにメモを見直し、
“大事な言葉だな”と思ったら、大事な言葉ノートへ転記する、
“夢にかかわることだな”と思ったら、夢の計画表を見直す、
“強く感じたことだ”と思ったら、日記に書く。
そして
“何でこんなこと書いたんだろう、一時の感情かな”
と思うものは捨てる。


このように整理の仕方は、夢手帳の使い方でも紹介していますが、
メモを一つのアイデアノートとして使います。


この“毎日整理をする”ということが大切。
これをしなければメモは有効には使えません。



■OPさん
始めまして、現在会社を経営しているものです。
ずっと自分の目標に対して貪欲に生きてきましたが、
どうしても紙に書くこと意味がわからなくて、
自分が目指す夢、紙に書いて毎日の行動スケジュールに落とし込んでいますが、
予定通りにいかずに、紙に書く本当の意味を知りたくてコメントを書きました。


[渡邉美樹]
紙に書くことは大切です。しかし、紙に書くだけではダメです。
書くとき、読み返すとき、イメージをする
これが重要なのです。


人間にとって、想像は意志よりも強い影響力をもちます。

例えばやせたいと思い、やせている自分をイメージする。
そうすると、無意識の力で目の前のケーキを半分食べてやめることができる。
想像はものすごいパワーになるんです。


手書きのほうがおすすめですが、PCへ打ち込むのでもかまいません。
大事なのは、繰り返し繰り返し読み返し、イメージして
潜在意識にすりこませることです。



■高校2年生男子さん
はじめまして僕は高校2年生の男子です。
私立高校に通っています!
突然で記事には関係なく申し訳ありませんが
今回は相談があります。
僕のクラスに最近仲良くなった友達のY君がいて
その子はすごく根は優しくて、とてもやさしい目をしています。
だからその子のことをいいやつやなぁといつも思います。
しかしその子は学校はつまらないと言います
理由は
①学校が遠いこと
②授業がつまらないこと
が主みたいです。
②に関して特に何になりたいとかはないと思うので勉強する目的がないと思います。
でも僕はきっと勉強がわかれば学ぶ楽しさ、自分にもできるんだという達成感などがあれば楽しくなると思います。
学校のほとんどが授業ですので、授業が楽しくないと学校が楽しくないのは当たり前です。
渡邉さんはどう思われますか?
どうしたら授業が、勉強が、学校が楽しくなると思いますか?
僕はY君には是非毎日学校に行きたいと思ってほしいです。
お返事お待ちしてます!!


[渡邉美樹]
とてもいい質問ですね。


学校が遠いというのは別として、
授業がつまらないのは、
何のために国語や、数学、英語を勉強するのか
このとても大事なことを、学校では教えていないからだと思う。


良い点をとるため、良い大学に行くためとなると
勉強はつまらなくなってしまう。
点数なんてどうでもいいから、
それぞれの科目の本当の楽しさを見つけてほしい。


そのために簡単なのは、夢をもつこと。
例えば、“レーサーになりたい”という夢がある。
そのためには、車の仕組みを理解する必要もあれば、
人間の反射神経など体育的な知識も必要だろう。


目的をもつと科目への理解の深さがちがってくる。
夢を持ち、一つ一つ勉強していくことが、1番良い方法だ。


が、夢がないというのであれば、
それぞれの科目の本来の目的を考えてみてほしい。
英語を勉強するのは、点数のためではない。
将来海外旅行に行く、海外の人々とかかわる、
そうイメージしてみると英語はどうしたって道具として必要なことがわかる。


ノウハウではなく、ノウホワイを勉強していく。
僕の学校でも実践しているが、
このことをぜひY君に気づかせてあげてほしいと思います。



■KENさん
いつも、本を読ませていただき勇気をいただいております。
夢についての質問ではありませんが、一つだけ教えていただけないでしょうか。
知り合いの二十代前半の女性がいます。
白血病の為、余命は一年くらいのようです。本人も知っています。
もちろん、本人は立ち上がれないほど落ち込んでいます。
入院しているので、近いうちにお見舞いに行く予定なのですが、
美樹さんならどのような声をかけられますか?
正直、どのような話をすれば良いか大変迷っています。
軽はずみに、「大丈夫だよ」とも言えないし、励ましても良くないし。
死生観という観点から、何かアドバイスをいただければ大変ありがたく思います。


[渡邉美樹]
まず、余命というのはわからない。
医学なんていうのは所詮人間がやっていることで、命は神様のもの。
思い込まないことは大事だと思います。


KENさんがおっしゃるとおり、闘っているのはその人ですから
「大丈夫だよ」「がんばれ」などとは言うべきではないでしょう。
周りの人はただ寄り添うことしかできません。


他人がその痛みを1/10、1/100だって分かちあうことはできないけれど、
手を握り、涙を流して、1/1000でも共有する。


それでいいのではないでしょうか?



■瑛一さん
はじめまして、瑛一と申します。
私は銀行員として3年目になる24歳です。
就職1年目、「何故自分は働くのか」ということに悩んでいたとき、
渡邉社長の「夢に日付を」に出会い意識が変わりました。
「28歳の4月1日に起業する」と決め「一人でも多くの人の役に立ちたい」
という思いのもと日々戦っています。
今の仕事を120%やり抜く、年間100冊以上の読書、何かボランティアを始めてみる、
などできることから取り組んでいるのですが、
「何をもって起業するか」が今だ定まっていません。
「一人でも多くの人の笑顔と幸福を創出する」という目標のために
「社長になる」という手段を選ぼうまとしているのですが、
「この事業がしたいから起業する」というわけではない自分の考えは間違っているのでしょうか?
起業まであと3年10カ月、「これをするために俺は生まれてきたんだ」
と思う事業に巡りあえるか不安を感じています。
渡邉社長是非アドバイスお願いします。


[渡邉美樹]
僕も高校時代、そうでした。
社長になる、人の役に立ちたいと思っていましたが、
そのために“なにをするのか”が見つかっていなかった。


“なにをするのか”に関して言えば、
まずは世界に対して関心をもつことだと思います。
今の世界はどうなっているのか、
世界の人たちはどういう人生を生き、
またどういうライフスタイルを持っているのか、
それを知ったうえで、自分はこれで世界に貢献したいんだ
という強い思いを持つ。


業を起こすということは、ミッションをもつこと。
このミッションをもたずして起業することを僕はおすすめしません。


「一人でも多くの人の役に立ちたい」と言う思いはすばらしい。
そのために自分はなにをしたいのか、
しっかり考えてから起業してほしいと思います。



■kiさん
いつもブログを拝見させていただいています。
初めて書き込みします。
今回の題目とは関係ない内容ですが、書かせていただきます。
現在大学4年生です。就職活動を行っていましたが、
それを通して、悶々と社会に対する疑問や課題や矛盾を感じました。
それまでの自分の視野の狭さを恥じると共に、
なにかしなくてはならないと思いました。
渡邉さんのような素晴らしい考えを持つ経営者の方や
素晴らしい事業を行う社会起業家の方々の存在を知り
ものすごい大きな希望をもらいました。
しかし、みなさん揃って書籍などに書かれることは(揃ってではないかもしれません)、
「国は、政治は信じられない。」ということです。
だから自分で何とかすると。
だから私は思いました。
私は政治に関わりたいと。政治にチャレンジしたいと。
日本には現状を、社会問題を本気で変えようとがんばっている人達が大勢いる。
そのことを胸に日本の政治をなんとかしたいと思います。
題目にも関係なく、申し訳ありませんでした。
何か一言頂きたくコメントさせていただきました。


[渡邉美樹]
政治にかかわろうとすると、
政治家のかばん持ちや秘書になって勉強するのが
一般的な方法でしょう。
しかしそれでは既存の政治家の枠を超えることが出来ないので
僕はおすすめしません。


まずは、一生懸命勉強して
この国はどうあるべきかを真剣に考える。
伝えるなにかを自分の中でしっかりもつ。


政治家は、目立つこと、名誉や権力といったものに陥りがちですが、
どんな社会をつくりたいのかがなにより大切なはずです。


政治は国民の幸せのためだけにあるのです。


そして、市議会議員や区議会議員と手の届く範囲から訴え、
大きなうねりをおこす。

知り合いに、横浜市会議員に最年少で当選した政治家がいます。
彼は365日毎日街頭にたち、話しをした。
最初は誰も気にも留めてくれないが、
毎日続けているとそのうち何を話しているのかと
ふと耳を貸しだす。
そして彼は当選しました。


隣の人にまずしっかり伝えるということ。
その隣の人が隣の人へ伝えていく。
映画「ペイフォワード」のように、まず与える精神から始めること。
これこそが政治の原点だと思います。