先週水曜日、パシフィコ横浜にて創業祭。
約4000名の社員に加え、取引先様にもお集りいただく、
1年に1度のお祭りだ。
“ワタミらしさ”を考える場であり、
“ワタミらしさ”を実践した社員を表彰する場でもある。



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※役員一同お出迎え



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※写真ー半被(はっぴ)の背中には……



ワタミグループ創業から25年がたった。

1984年5月16日、高円寺北口店オープン。
それは偶然にも、39年前に母が亡くなった日であった。

母親の死によって、私は
“死んでしまうのだったら人間はなんのために生まれてくるのか”を
とことん考えさせられた。
その結果、選んだ生き方が今ここにある。
この会社は母親の愛情から生まれたと思っている。

毎年母の日に社員のお母様全員にカーネーションを贈らせていただいている。
たくさんのお母様からお手紙をいただく。
もちろんすべてに目をとおしている。
今年も私の思い、ワタミの思いを理解していただいていることに
ありがたい気持ちでいっぱいになった。


この創業祭をやろうと決めたときから、目的は3つだと考えている。

一つめ。
『創業そのものを思い出そう』ということ。
創業当時は1円でも5円でも惜しかった。
毎日毎日この会社はつぶれるんじゃないかと気が気ではなかった。
そんななか、高円寺店オープンの日、1番最初にお客様が入ってきてくれたときの喜び。
あのフロントにたっていたときの気持ちに戻る。

社員たちには、新入社員のころの気持ちにもう一度立ち返ってほしいと思っている。


二つめ。
『創業の思いを思い出そう』ということ。
目標にしていたお金を手にしたとき、あれも欲しいこれも欲しいとそう思った。
が、ふと疑問がわいた。
本当にそれが目的なのか。

「ワタミという会社があってよかった。ありがとう。」

そして
「あなたが生まれてきてよかった。ありがとう。」

こういう言葉をいただける仕事をすること、生き方をすること、
それこそが目的であり、創業の思いである。


三つめ。
『明日からまた歩き出そう』ということ。
26年目、第二の四半世紀が始まるが、数より品質を求めていきたい。

25年で1100億円つくった。
3人ではじめた会社が4000人になった。
次は1兆円をめざす。

毎年10%ずつ売上が増えていけば、25年後には1兆円になる。
10%というのは1000円が1100円になるだけ……
たいしたことではない。


数字が先走るのはよくない。
また1兆円を求めるわけでもない。

ただ、こうやって集えるひとびとが増える。
ひとつひとつの“出会い”が、“ありがとう”が積み重なっていく。
ステキなことだと思いませんか?


私の友人である写真家テラウチマサトさんが篠山紀信さんと対談したときに、質問をしたという。
「写真家はみな篠山紀信になりたいと願うのに、なぜなれないのでしょうか?」

篠山さんは答えたそうだ。
「当たり前だよ。努力、才能、運が違うんだから。」


外食、介護、タクショクというビジネスモデルを手に入れた以上、
才能はもっていると確信している。

あとは努力だ。

これまでも120%努力してきた。
まわりからはなんでそこまで働くんだと言われ続けてきたが
だからこそ、ワタミグループはこれまで運のいい会社だった。

努力に対して、神様は応援してやろう、そう思うのだ。


26年目を、社員4000名と一緒に仕事をしていけることに感謝している。
明日からまたがんばっていきたい、そう思いを新たにした。



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※フロアバーテンダー・ゴリチョ(TGIフライデイズ)
国際バーテンダー大会で昨年優勝。
毎週金曜日21時~上野中央通り店でパフォーマンスが見られるそうだ。



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※写真ー勤続10年の表彰