みなさん、こんにちは
渡邉美樹です。


「夢民」第4回・第5回へもたくさんのコメント、ありがとうございます。
回答が遅くなってしまいましたが、出来る限りお答えしていきます。
みなさんからのコメントで少し長めのものは抜粋して掲載しています。



■てつさん
前回、コメントさせていただいた、34歳不動産会社を経営しているものです。渡邉社長から返信をいただいて、不動産業をしている人で、外食産業で成功した人は、ほとんどいないから、やめた方がいいとコメントをいただきました。それから、かなり悩みましたが、やはり、以前からの私の夢でもあり、どうしても諦める事ができません。


[渡邉美樹]
もしやるのであれば方法は2つあります。
ゼロから個人商店で10年かけて技術を身に付けるのか、ワタミのように独立を支援してくれる会社に入って、外食を勉強するのか、のどちらかです。
不動産をやっていると、不動産でいい物件があるとか、居抜きの案件がある、というカタチで飲食に入りたがることが多いのですが、それは失敗する可能性が高いですから止めた方がいいと思います。不動産ということは全部忘れて、上記のどちらかですよ。それならばできると思いますよ。



■増野さん
僕には夢がありません。しかし、夢を見つけるための日付を入れました。その中で、ガムシャラに動くはいいけど、本当に見つかるのか。この動きは無駄なのかと思ってしまう時があります。
例えば、1ヶ月に1度新らしい土地へ行ってみるのですが、観光と変わらないのではとも思ってしまう時があります。やはりすべて行動には「目的」が必要なのでしょうか。


[渡邉美樹]
新しい土地に行って、新しいものを見つけようとしている今の行動は間違っているとは思いません。私も、最終的には空気を感じないといけないと思っています。ただ、その前の段階として、今はインターネットとか本で様々な情報を簡単に手に入れることができます。問題意識を持って、情報を手に入れていけば、旅行をするよりもはるかに多くのものを手に入れられると思います。「ガムシャラに動く」というのは、体を動かすのではなくて、情報を取りにいくアクションを起こすという意味で動くといいのではないかと思います。
夢を見つけようということで日付を入れたことは、いいことだと思いますが、仮にその日付にまだ夢が見つからなくても、焦ることはないです。
私の場合は、夢に向かっていく起爆剤というか、きっかけは「感動」や「怒り」なんです。これは人によって違うと思います。
外食はライブハウスとの出会いであったり、介護だったら病院でのご老人の方々との出会いであったり、何かのきっかけで自分の中で感動や怒りを感じたから、チャレンジしていくのです。
問題意識を高く掲げて、自分の感性の中で問題をキャッチして、一つずつ消化していけば、「自分はこんなことがやりたいんだ」ということに気が付くのではないでしょうか。焦らなくていいですよ。



■さくらさん
私は小学生からの夢があります。それは、発展途上国の人達の力になりたいという夢です。当時、マザーテレサの伝記を見て心をうたれたのがきっかけです。
その夢を叶えるために、看護の道へ進みたいと思うようになりました。現在はアルバイトなので、1年間学費をためて、来年准看護学校に通いたいと思っています。就職する頃には28歳になりますが、人生1度きりなので悔いのないように生きたいと思います。


[渡邉美樹]
いいじゃないですか!今、発展途上国における医療というのは本当に必要とされています。看護の道に進んで、そして海外のボランティアの中で、発展途上国の人たちに貢献していくということは、本当に素敵なことだと思います。
ただ、現実は本当に、本当に厳しいです。気候や食事の問題、あとは生活環境の問題など。
発展途上国の人たちの力になることをやりたい、とワタミに入社し、やっとカンボジアに行けたと思う人ですら、それだけの思いを持っていた人ですら、挫折していく人もいます。数ヶ月、数年、命をかけて闘って、でもボロボロになって「無理です」と言ってくる人がいますが、その挫折は誰にも責められません。
とても素敵なことだし、やりがいはあります。でも、本当に、本当に大変なことです。是非やってみてください。



■ゆうこりんさん
私の夢のひとつ。お金があればすぐにでも叶う夢。
☆イタリアのバチカンの、ミケランジェロのフレスコ画を見ること。


大きな夢。
☆発展途上国の子供達の為に何か役立つ事。(本当に微力ですし、自分の事もままならない現状。自分でも何をしてどうすればいいのかまだ全然分っていません。)社長のNPOのご活動は、本当に尊敬しています!

ずっと昔からの夢。
☆真実の愛を探す事。
素敵な尊敬出来る最高のパートナーに出会いたい。その人の為なら、命も惜しくないと思うくらいの人。そんな理想を追っていたら、負け犬人生になっていますが。。(渡邉社長の様に、自分を律して自己変革を実践して、心と魂(人格)を磨いている人が理想。)

究極の夢。
自分の心と魂をぴかぴかに磨く事。恐れない勇敢な心を持つ事。
(「強く生きる」を拝見してそう決めました)
物欲を満たしたり、目に見えることの喜びは一瞬で、心からの満足は得られないと思っています。
飽和な時代に生きて色んな事に飽きているのかもしれません。心から湧き上がってくる喜びと言うものを体感してみたいです。
(漠然とした夢の様な気もしますが。。)


[渡邉美樹]
>☆イタリアのバチカンの、ミケランジェロのフレスコ画を見ること。
是非、見に行ってください!

>発展途上国の子供達の為に何か役立つ事
まずは大きな一歩を踏み出す前に、小さな一歩を踏み出してみてください。
みんな簡単に言いますが、看護などで海外に働きにいくということはとてつもないことなのです。
とてつもないことができる人って、
例えば20万円の給料で、毎月1万円の寄付とかができる人なんですよね。ちゃんと小さな今の現実を変えている人だけが大きなことができるのだと思います。
だから、発展途上国の子どもたちのために何か役立つ事をやろう!というのであれば、今すぐ小さな一歩を踏みださないと。
「●●したらやる!」というのはダメ。全部ウソです。全て今からできることですから。「年収●●になったら寄付しますよ」という人もいますが、全て大ウソです。今何をやっているかが一番大事なのです。
だから、「何をどうすればいいか分からない」ではなくて、是非今すぐ行動してみてください。
例えば私が理事長をしている特定非営利活動法人SAJでもメニューはいっぱい揃っています。
(※参考: http://www.watanabemiki.net/contribute/
だから、大きな夢に向かいながら、今すぐやれることを始めてみましょう。


>真実の愛を探す事
いいと思いますよ。みつかるといいですね!こういうのは縁ですけどね。

>自分の心と魂をぴかぴかに磨く事。恐れない勇敢な心を持つ事
いいですね。そのために何をしているのかが大事です。魂磨くために、今日、今、何をしているかです。



■大久保博史さん
いつも美樹さんに元気をいただいてる大学3年生です。
私の夢は子どもと一緒に輝く夢を追いかけられる小学校の先生になることです。具体的にどういうことをすれば一番それに近づけられるのか、勉学に励むとともに、主にボランティア活動を通じて実際にいろんな小学校や施設で子どもを始めとした様々な人とかかわることで常に模索しているところです。


[渡邉美樹]
先生というのは、知識と人格という2つが大切です。
私は自分で学校やっていて思うのですが、1知っていて1話せる先生と、10知っていて1話せる先生とでは全然違う。この深さは全く違う。だから勉強している先生とそうでない先生とでは、授業の厚さが全然違う。教科書とプリントだけでやる先生もいれば、教科書から脱線して様々な違う話をしながら、ちゃんと理解を深めていく先生もいる。
だから、大事なことの1つ目は、先生は圧倒的な知識がなくてはだめ、ということです。勉強を死ぬほどやる人間でないと先生にはなれない。ですので、死ぬほど勉強してください。
2つ目は、先生に求められることはともかく愛情でしょうね。子どもが怪我したとき、自分の体が怪我したのだか分からなくなるような状態になっている人でないといい先生になれないと思います。つまり、子どものために命を捨てられる人ということです。
子どものために命を捨てられるかどうかというのは、ボランティア活動をすれば身に付くわけじゃないですからね。あなたに求められるのは、知識と愛情を含めた覚悟なのです。頑張ってください。


■社長4年生さん
私は、在籍していた会社を引き継いで現在4年目に突入した社員10名の会社の社長です。36歳です。昔から起業意欲は旺盛で、縁が合って会社をそのまま引き継がせて頂いたのですが、経営者になりたい、という願望だけで、自分の中で確固とした理念が今だにもてていません。会社を大きくしたい、とか、3年後の年商ですとか、そういった目標はあります。ただ、御社のように確固とした理念が中々見つけられません。たまにとても不純な気になり、日々、悶々としております。多分、社員にもそうした姿勢が伝わっていることもあると思います。


[渡邉美樹]
会社というのは、必ず何らかしらの思いを持っていますからね。まず、引き継ぐ前の社長さん、創業者の方がいらっしゃったら、その方の思いを確認した方がいいでしょう。「大きくする」ということは、手段であって、目的ではない。「3年後の年商」も手段であって、目的じゃない。人間というのは、手段と目的を見誤ってしまうと悶々としてしまうのです。
だから、何のためにこの会社があるのかとか、何のために10名の社員に仕事をしてもらうのか、というところをしっかり考えないと、社長をやってはだめです。確固とした理念が見つけられないといいますが、絶対あるはずですよ。
何かの付加価値を提供することによってこの会社は成立しているはずです。その付加価値によって、この会社はみんなから「ありがとう」と思われているはずです。だから、自分の会社の価値はどこにあるのか、ということを考えたうえで、理念を見つけたら如何ですか。


■スリーパーさん
私28才で会社を経営しています。デザイン系のアウトソーシング業をしていて、まだ2年目なのですが、1年目から千万単位で利益が出ています。社員は現在10人弱なのですが、なかなか人が定着しません。社会保険や残業代、決算賞与も支給しています。私の年齢でトップだからでしょうか。どうしたら改善できるのでしょうか。


[渡邉美樹]
社会保険や残業代や決算賞与も大事かもしれないけれども、それは必要条件で、十分条件というのは2つあると思っています。
1つは人間というのは「自分が成長できる場所」にいるということです。この会社にいること、もしくはこの社長のそばにいることで自分が成長できるな、と思えば辞めません。つまり、「自分の成長」ということにおいては、人間は損得で物事考えます。だから、ワタミのアルバイトもそうなのですが、アルバイトの定着率が非常にいいということは、「この店長のそばにいると何か勉強になるし、色々なことを教えてもらえる」というプロフィットがあるということが一つの理由でしょう。
もう1つは、人は「感情の動物」ということです。損得で動くと同時に、好き嫌いで動いてしまうのね。つまり、好きならば頑張るのです。
会社の問題で言えば、99%は間違いなくトップで決まります。なので、厳しい言い方ですが、原因は全てあなたにあると思います。年齢の問題ではありません。人間力以外の何物でもないと思います。
ただ一方、会社という視点から考えると、もう1つは「ビジョン」ということがすごく大事になります。つまり、この会社にいたら将来こうなるな、ということが描けると定着率が良くなります。ビジョンがない会社は定着率が悪いです。
上記の3つの視点からみて、自分自身を振り返ってみたらいいと思います。




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