みなさん、こんにちは
渡邉美樹です。


「夢民」第2回へもたくさんのコメント、ありがとうございます。
今回もすべてに回答できないのが残念ですが、3日に分けて出来る限りお答えしていきますので、よろしくお願いします。



■ta-kuya-7さん
大学4年生です。僕は就職しないでフリーターとしてアルバイトと知り合いのビジネスをやりながら4年後にレストランをだそうと思っています。
就職するメリットデメリット。就職しないメリットデメリットを教えて頂きたいです。

[渡邉美樹]
4年後にレストランを出すとしたら、4年後までの計画をちゃんとつくることが大事です。そうした時に、「勉強のための就職」のようなことができる会社というのはそんなに多くない。「料理だけできる」とか「接客だけできる」というような仕事はあると思うのです。だけど、実際にレストランを出すということは、料理をすることも、サービスをすることも入りますが、それ以上に「経営をする」ということなのです。
そうすると、レストランを出すということに対して4年間でどういう計画を立てるかということが一番大事で、その計画の中で、その目的を達成できる就職先があれば就職すればいいと思うし、なければ就職しなければいいと思います。
私の場合には、経営というか経理を勉強する時は就職をしました。ただ入る時に「勉強が終わったら辞めます」という約束の中で入社したのです。そうでないと嘘をつくことになりますから。それでもいいから入ってほしいと言われて入社しました。佐川急便というのは契約社員みたいなかたちでお金を貯める目的のため。じゃあ外食はといったら私は半年しかなかったから、外食においては就職するメリットはなかったのです。ですから、知り合いのつてを通して、焼鳥屋とクラブと居酒屋の3軒をまわったのです。そういう感じで、メリット・デメリットを自分の目的に照らし合わせて考えたらいいのではないかなと思います。



■Dream Creatorさん
僕自身、夢が181個あり、現在日付を入れて邁進中です。そこで、相談があります。
上司と意見が食い違い、うまくいかないのです。僕自身の信念もあります。
僕自身結果を出せばいいとは思っているのですが、頭ごなしに、押さえつけられるように言われるので、僕の性格からすると、そう言われると、やる気がなくなります。
部下への言い方次第だと思うのですが、ワタミ社長はどうお考えですか?


[渡邉美樹]
「意見の食い違い」というのは、事業をやっていくうえにおいての方向性なのか、やり方の違いなのかという2つがあるのです。そうした時、その事業をやっていくための方向性というのは実は上司が決めるわけではなくて、社長もしくは役員会が決めるわけです。その会社の理念や方向性というものと上司が食い違っているのであれば上司に意見を言わなくてはいけないし、その上にも意見言わなくてはいけない。
でも、これがやり方であるならば、上司をつけているのは会社の決定ですから、やり方についていえば素直に学ばないといけないと思います。



■明大卒28歳さん
将来起業し、経営者になりたいと思っています。
現在は金融機関に勤務しています。
ゼロから独立するために、これから勉強を始めるならどの分野がよいか、アドバイスいただけないでしょうか?よろしくお願い致します。


[渡邉美樹]
「経営」というのは分野を探すことではないのです。多くの人は、「経営」というとどこが儲かる分野なのか、とか考えますが、「経営」というのはそういうものではありません。
「経営」とはどういう生き方をしていきたいのか、どのようにして社会と自分が関わっていきたいのかということです。まずはあなたがどういう生き方をしたいのか、どのようにして社会と関わっていきたいのかを考えないといけません。そこから分野を見出していくことです。そして、その分野に従って勉強の仕方を考えてみてください。



■まさしさん
自分の職業はサービス業ですが、少し特殊で人にスポーツを教える職業です。
職業は違えど人からありがとうと言ってもらえるときが一番うれしいです。
人に指示をされる前にお客様の行動・表情・雰囲気で何をしてほしいか察することが一番大事だと感じています。
ただ今の職場は労働時間が非常に長くその割に給与が低いという形です。
やりがいだけで今自分を支えていますが、このままでいいのかどうか。
独立して自分でやっていくべきなのか。
ただ自分には家族がいますので当然失敗は許されない状況です。
唐突でしかもうまくまとまりませんが、何かアドバイスをいただけると助かります。
また何かの縁があり、ご一緒に仕事やお話をする機会をいただければ幸いです。


[渡邉美樹]
報酬というのは、「お金」と「心」の2つの報酬があるのです。だから、非常に長い労働時間で、割が悪い、給料が低い、しかしものすごく大きなやりがいがあったら、それはそれで大きな報酬なのです。まずはもっとそういう考え方をしてみるといいと思います。
それから、失敗が許されない状況の中でどう挑戦をするのかということにおいては、「最大リスク」を捉えることでしょうね。
例えば、300万円貯金してから独立することを考えた場合、この300万円でうてるリスクが半年間だとしたら、この半年間は自分の独立のために挑戦してみましょう、と。そしてその300万円の元手がなくなったら、辛くて給料が安いかもしれないけれど、やっぱり会社に入って、しっかり仕事をしていきましょう。「最大リスク」を捉えながら、挑戦を上手にしていくということが大事だと思います。闇雲に挑戦してもダメですし、闇雲に挑戦しなくてもダメだと思います。



■youhiさん
はじまして!渡辺社長にメッセージが送れるとの事、大変嬉しく、そしてお礼を申し上げたくてコメントさせて頂きました。
当時夢に日付を!の本と図解の本を購入し、実践する為に手帳を購入しました。
シングルママである私にとってかなり高価な買い物でしたが悩みに悩んでどうしてもコレ!という手帳でしたので思い切って購入しました。今思えば、「手帳を購入した」事は何もせずただ漠然と夢を願っていた私が実際に夢の実現の為に行動に移した最初の一歩でした。
おかげで夢を叶えるまで道のり、すべき事がはっきりと見え、少しずつですが夢⇒現実へと歩いている所ですv(^-^)v
夢をあきらめそうになった時はDate your dreamのレフィルの上に月ごとに書いてある言葉と5年計画、年間計画を見返してモチベーションを上げています。
この本と出会えた事で得た事がたくさんあります。本当にありがとうございました。
まだ先になると思いますが絶対!夢を実現してご報告に来ますね(*⌒∇⌒*)


[渡邉美樹]
「夢に日付を!」の本や「Date your dream手帳」を使って、一生懸命生きようとしている方がいるということは、とても嬉しいことです。
手帳は少し高価ですが、使い方次第で夢が実現するとしたらあんなに安い買い物はないと思うのです。出会えたことに感謝してくださっていることに対して、逆に私が感謝したいです。ありがとうございました!


■sindansi-souさん
こんばんは。渡邉社長&ワタミファンの21歳男です。
今日、あるビジネス誌を読んでいたらとても目を引く記事がありました。
僕は将来ベンチャー起業を目指しているのですが、その記事によると、「高学歴は起業をするうえでとても有利になる。さらに、高学歴とビジネスでの成功は比例し、少なくとも一般的に見て高学歴の方が成功する確率が間違いなく高い」、と書いてありました。
僕は高卒なので、この記事を読んで、少し落ち込んでしまいました。
確かにこの記事を書いた方は、東大出身で、(ただし中退)日本では誰も知らない人がいないくらい成功した起業家でした。
実際に現実社会で、例えば東証一部の代表は高学歴の方が多く、また高学歴の方がビジネスにおいて成功しやすいのでしょうか?
そうだとしたら高卒の自分は、既に大卒と比べて大きなハンデみたいなものを背負っているのかもしれません。ますます、努力しなければと思います。
もしよろしければこの記事についての渡邉社長のお考えを聞かせていただけないでしょうか?よろしくお願いします!


[渡邉美樹]
「高学歴であると成功しやすい」というのは確かだと思います。なぜかといえば、この世の中において、普通に学生生活を送っていれば、みんな一生懸命勉強しようという体制ができあがってきているわけですから、みんなが一生懸命勉強しようという大きな流れの中で、勉強して、高学歴になってしまう人と「能力が高い」ということは相関性があると思うのです。だから、高学歴である人間が起業したら、様々なネットワークや今までの経験・知識の蓄積というものを使って成功する確率が高いのは確かだと思いますね。
でも一方、低学歴がだめかといえばそうではない。
東証一部上場企業の社長に高学歴が多いというのは、もともと高学歴と低学歴が一緒になって闘っているわけではなく、高学歴が集まった中での競争なので、誰が勝っても高学歴になってしまうのです。
一方、全然違った視点で、例えばうちの会社から見ていくと、ワタミのCOOという、本当の意味での経営を担っている人は低学歴ばかりです。ワタミという企業文化は、汗を流しながらコツコツ、コツコツやっていく仕事が多く、そういう仕事をしながらしっかりと知識を身に付けていくような人間は高学歴者にはあまりいないですね。だから、例えばワタミの外食のトップも、T.G.I.Fridaysというグループ会社の社長も高学歴ではありません。でもそれは、彼らがコツコツ、コツコツものすごい仕事をやりながら、ものすごい勉強もするという両方のことができるからなのです。だから、ワタミをみていると高学歴が得だとも思いません。
ただ、ワタミのCFOというポジションは高学歴が多いです。なぜかというとCFOというポジションが高学歴の方が機能しやすいポジションだからです。
つまり、役割として高学歴の方がいい場合もあるし、そうじゃない場合もあると思います。
だから高卒といっても全く落ち込む必要はありません。君には君の闘う場所と勝つ場所があるから、全く心配いらないと思います。




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