発達凸凹について考える | 大学生議員インターンシップ活動記

大学生議員インターンシップ活動記

議員インターンシップに参加する大学生による活動報告です。

昨日、私は西宮市立若竹生活文化会館で行われた講演会に参加してきました。

 

講演のテーマは「あなたのまわりの発達障害~ともにイキイキ生きるには」で、落語家かつ僧侶でもある露の団姫さんと、その夫で太神楽曲芸師の豊来家大治朗さんがそれぞれ芸を披露したのち、お二人の対談形式で行われました。

 

実はもともと会社員だった大治朗さん。しかし、会社では失敗ばかりで馴染めずにいたため、知人の勧めで病院に行ったところ、発達障害と診断されたそうです。脳内物質の分泌に異常があるため、物事を計画立ててやることができなかったり、いわゆる“空気を読む”ことができなかったり、相手の気持ちを読み取れなかったりといった症状が起きます。

 

お二人は結婚して7年になるそうですが、その間も露の団姫さんはそんな大治朗さんに対してイライラすることがよくあったそうです。共にイキイキと生きていくためにはどうしたら良いのか?それには、不本意であろうとまず自分が変わってみることだと露の団姫さんは語りました。私たちが自分の考え方や態度を変えることで、よりお互いにうまくやっていけるようになるそうです。

 

さらに、お二人はもう一つ大事なことを教えてくれました。それは、その人にとって生きやすい場所を見つけ出すということです。発達障害を持つ人は、分野による得意不得意の差が大きいため、最近では発達障害のことを「発達凸凹」とも言うそうです。つまり、得意分野を活かせる場所を見つけられれば、輝くことができるということです。

 

今回の講演から、私たちと発達に凸凹のある人たちが共にイキイキと生きられるようになるためには、私たちが積極的に気づき、変わっていくことが重要だということを知ることができました。そうやって皆が変化していくことで、誰もが自分の凸凹を活かすことができる社会が実現すればと思います。