腰痛に対処するために大事なこと | ケトルベルリフター渡辺陽介のケトルベルブログ

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誰しもが一度は経験したことがあると言っても過言ではない程、腰痛に悩む人はたくさんいます。日常生活の中で痛める人もいればトレーニング中に痛めてしまう人もいます。今回はトレーニングや日常生活において腰椎を引き起こさない、そのために必要なことについてのコラムです。

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骨盤の動きが低下すると…
腰椎は骨盤の上にあります。そのため、骨盤の可動性が低下してくると、腰椎はその影響を受けるようになります。例えば骨盤の前傾の可動性が失われてくると、しゃがむ動作やイスに座る動作で腰椎は猫背になりやすくなります。また、それとは反対に骨盤の後傾の可動性が失われてくると腰椎は過剰に反りやすくなります。それが原因で腰痛を起こすこともあります。
このように骨盤の可動性の低下は腰痛と非常に密接な関係にあります。腰に負担をかけることなくスムーズに運動を行うためには骨盤の可動性が非常に重要になってきます。日常生活だけでなくスポーツの動作においても過剰に腰椎にストレスをかけないようにするために骨盤の可動性は十分に向上させておく必要があります。
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骨盤の可動性は股関節の影響を大きく受け
骨盤の下には股関節があります。股関節は球関節と言い、簡単に言えばものすごくダイナミックな動きが出来るほど大きく動かせる関節なのです。前後ろに動かせるだけでなく、内外の動き、外ねじり内ねじりの動きにも対応できます。同様の関節の種類として肩があります。肘や膝は蝶番関節と言って、ドアの蝶番の様にしか動かせません。
球関節なので非常にダイナミックな動きが出せるのですが、日常生活においてそこまでダイナミックな動きを出す機会は少ないので、非常に硬くなりやすいのです。加えて股関節をまたぐ筋肉はどれも非常に強い筋肉ばかりなので、一度硬くなってしまうとその可動性を向上させるのは容易なことではありません。
この股関節の可動性の影響を骨盤は大きく受けます。例えば腿裏の筋肉が硬くなると骨盤の前傾がうまく行えなくなります。これは上述の通り、腰痛を引き起こす原因となります。股関節の可動性を引き出すことが、骨盤の可動性を引き出すこととなり、結果腰痛の予防になります。
 
 
股関節を支える膝と足首
股関節の下には膝関節、その下には足首の関節があります。当然これらの可動性が低下すると骨盤の可動性に影響を及ぼすことになります。
足首の関節が硬くなってしまうと、しゃがむ動作の時に膝がうまく曲がらなくなってしまいます。膝が曲がらなくなると股関節の動きを引き出すことが出来ず、結果として骨盤の可動性不足を招き腰痛の原因になってしまうことがあります。

関節の可動性改善それに必要なこと
関節の可動性を改善させるために必要なことはストレッチを十分に行うことではありません。関節可動域を決定させる可動性とは筋力と柔軟性の積なのです。
 
可動性 = 筋力 × 柔軟性
 
ということです。これについてはこちらの記事を参照くださいませ!