たとえば、あなたが外国に行ったとき、その国の入国管理局から外国人であるという理由で自分が不平等な扱いや見下された目線で蔑まされたら誰だっていやな思いをするだろう。差別や偏見で本当の自分を理解されないなんて体験は誰だってしたくない。
考えてみてほしい。もし、あなたの住むこの日本が未曽有の災害が起きたり、戦争や政治的な問題で迫害されて住むことのできなくなった故郷を離れてほかの土地へ避難しなければならなくなって、その行き着いた避難先の法律で自由な生活ができず、外出するにも常に行動範囲を制限され、仕事に就くことも自由にできない身分を強制されたら…。しかも、そんな身分に違反したら即、身柄を拘束され、社会から隔離された収容所に入れられるとなったら、あなたならどう思う？「いやなら元いたところに帰れよ」「それが法律なんだ」などと言われても、そこにはもう帰れないかもしれない。そんな理不尽なあつかいを受けたら誰でもいやだろう。
今、あなたの住んでいる日本はそんな理不尽なあつかいを外国人に課していることを知ってほしい。誰もが差別されることのない社会、自由に生きられる社会、虐げられることのない社会をめざして世界は進歩してきているはずなのに、なぜか日本はそれとは逆の方向に、間違った方向に動いているとしか言えない。もちろん、人それぞれに異なる文化、宗教、生活習慣はあるだろう。しかし、そういう多様性のある社会だからこそ、わたしたちの歴史は発展してきた。多様性を認めない社会は衰退する。あなたはそんな未来など望まないだろう。
今すぐに難しいことをわからなくてもいい。でも、すぐにあなたにもできること。それはあなたが差別をやめること。差別をなくすこと。そして、理不尽な世の中を変えること。異なる相手を理解することだ。
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【文責：ブログ筆者】
『0521入管法改悪反対渋谷デモ』
国連大学前～渋谷一周～神宮前公園
主催 : 入管法改悪反対0521渋谷デモ実行委員会
