山火事後の現地調査❗️ | Wattan Net Life

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無道探訪‼︎                                         

今日は、私の地元である栃木県足利市に行ってきました。というのも、足利市の両崖山の山頂付近が火元になって連なる山々に延焼した山火事が2月中頃から末までありまして、ニュースでも報道されていましたね。3月1日になってようやく消防、警察から「鎮火宣言」が出されて一安心していたのですが、私もどうしても現地を探訪してみたくて1ヶ月経って実地検分して来たというわけです。まぁ、あの辺の山々は小学生の頃から登り慣れた「遊び場」のようなもので地形も完全に頭の中に入っていますし、戦場デビュー前の22〜23歳の頃は山の尾根伝いに約15kmほどの距離を駆け足で往復走破する自主トレもやってたので慣れたもんですよ。

なので今回、日頃の鈍った足腰のかる〜いエクササイズも兼ねての撮影行動となりました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

画像をご覧になれば判ると思いますが、延焼ヶ所はほぼ地面ですね。なぜかというと、乾燥した落ち葉や枯れ草が主な可燃物なって延焼が速い速度で広がったと見るべきです。なお、この写真はまだ山の登り始めの斜面です。そして、この位置から約2km下るともう民家が何軒もある集落に出ます。だからもう本当に危なかった様子が伺われます。炎より大量の煙やススの被害が多かったと集落の人は言っていました。近隣の住民は洗濯物を外干しするのが当たり前なのですけど、あのときばかりは洗濯物がススだらけになるのでそれも出来なかったと溢していました。

 

 

 

 

 

 

 上の画像は、一応〝出火場所〟とされるハイキングコース上にある休憩所でした‼︎ もう柱の土台しか残っていませんね。消防によると出火原因は、煙草のポイ捨てが落ち葉に燃え移ったのではないかとみているようです。タバコのフィルターとか燃え残っていて判明したのでしょうかね。かなり空気が乾燥して風も強ければそういうこともあるでしょう。でも、この山では過去にそのような事案は一度も無かったように記憶していますけど、本当に火の不始末は怖いですね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

結局、ハイキングコース上は落ち葉は少なく、山の側面がよく燃える針葉樹の落ち葉が堆積していたので、それが帯のように繋がって述べ167ヘクタールもの面積に延焼を拡大させたのでしょう。とくに延焼のひどかったところはご覧のように樹木まで燃えて葉も全て散ってしまっています。

この両崖山は、戦国時代には足利城といわれ足利・長尾氏の居城でした。その跡地に祠のような御嶽神社が鎮座しているわけですが、城跡の石垣跡や屋根瓦の破片も遺跡として残り、また昔の殿様の家族のお墓と思われる墓石も残っているので文化財としては貴重です。もう、この山に近づいて焼けた地面からたちのぼる焦げ臭い匂いがが鼻について離れません。途中、ハイキングに来ていた地元のお爺さんに聞いたところ、焼け跡というのは消火した時の水や雨水などが炭化した木材に染み込んでそれが暖かい天日に晒され、揮発する水分と一緒に空気中にロースト臭が拡散するからだそうです。火は完全に鎮火しても焼け跡の臭いは残るのは、そのせいですね。