シリア 内戦に突入! | Wattan Net Life

Wattan Net Life

無道探訪‼︎                                         


 ロイター通信の画像を見るとデモ隊が治安部隊を襲撃し、武器を奪って武装している。シリアは事実上、内戦に入った、と判断すべきだろう。リビア反カダフィ武装グループへの欧米からの軍事支援で、シリア反体制派が活気付いたようだ。

 昨日発(18日)ウキリークスは、米国政府によるシリア反体制派への援助を暴露している。
リビアでは、カダフィ軍が優位に。欧米軍は地上軍の投入を迫られている。

 オバマは、火中の栗を拾うことに躊躇しているが、米国内シオニスト(ロバート・ケーガンの論文「アラブ民主化革命とオバマ政権の過ち」(中央公論3月号))に背中を押されている。リビア同様に「民衆を虐殺から防護」を口実にアサド政権打倒の軍事介入に踏み込むか。米大統領選の選挙戦のために、中東で再び米軍のプレゼンスが拡大する雲行きになってきた。

 エジプトと異なり、軍が反政府側(親米)に付かない限り、地上戦での勝敗抜きに政変はありえない。シリア反政府側は負ければアサド政権による大量虐殺が待っている。トルコの仲介による「和解」は、時期を失した。一旦、武器を手にした以上、勝敗が決するまで「和平」はない。オバマは、追い込まれている。

 その陰で、イスラエルによるガザ攻撃が激化している。ISM・イタリアのメンバー殺害は、国際連帯に打撃を加える「インテリジェンス作戦」ではないか。イスラエルによるあらたな軍事攻撃の予兆かもしれない。

   (4・19  小林 忍さん 記事より転載しました)wattan.


シリア:シリア・ムスリム同胞団とレバノンのハリーリー前首相勢力がデモに関与か?
2011年04月14日付 al-Hayat紙


■シリア:アレッポ大学で連帯を求めるデモ、アル=バイダー村逮捕者釈放を求める女性の座り込み

2011年4月14日『アル=ハヤート』

【ダマスカス、アンマン:本紙、AFP、ロイター】

 シリア公式筋は昨日(13日)、火曜日(12日)にバーニヤース市で発生した軍・治安部隊と「武装集団」の衝突で多数の死者が出たことを明らかにした。一方、複数の消息筋によると、約5000人の女性が昨日、バーニヤース・タルトゥース街道で座り込みを行い」、火曜日にバーニヤース市と隣接するアル=バイダー村で逮捕された住民の釈放を要求した。3月15日に抗議行動の波が発生以来、アレッポ市(北部)でも初めてデモが発生した。
【記事全文】http://www.el.tufs.ac.jp/prmeis/html/pc/News20110414_082805.html


 シリア:バーニヤース市に軍が治安維持のために入ることで合意したとの情報

2011年4月15日『アル=ハヤート』

【ダマスカス:AFP、ロイター】

シリア高官筋が明らかにしたところによると「バーニヤース市で狙撃集団の銃弾で兵士1人が死亡、1人が負傷した」。またシリア軍は3日前から包囲中の同市に入る準備を進めている。これは、同市内で発生した事件による逮捕者釈放発表後の治安維持を目的とし、シリア指導部による国内での事態収束と混乱解消への試みの一環をなす。

一方、ダルアー市村のデモ参加者がヨルダン国境の公道を閉鎖した。
【記事全文】http://www.el.tufs.ac.jp/prmeis/html/pc/News20110415_094555.html