11/3 【持たざる者】の国際連帯行動 | Wattan Net Life

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無道探訪‼︎                                         

 <フランス語>
Les droits appartiennent aux Sans: les sans-logis, les sans-emplois!
<スペイン語>
Sin los derechos que corresponden a: las personas sin hogar, los desempleados!
(「権利は持たざる者、野宿者、失業者のものだ」)
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 11月3日、東京は渋谷区千駄ヶ谷区民会館で開催された“「持たざる者」の国際連帯行動”集会において、さまざまな問題に取り組んでいる団体・個人ら約110名が活動報告やアピールを行ない、その後の街頭デモで気勢を挙げた。

 私も個人参加で駆けつけたものの会場には、日頃各所の現場での顔見知りや共に労組活動に関わっている仲間たちがいて“気心知れた”感じでついつい居心地のよさを甘んじて受け入れてしまった。本来、こういう一般向けに開かれた集会であるなら、もっと多種多様な見知らぬ者たちが仲間として出会える場であって欲しいところではある。まあ、運動状況としてはお寒い時節柄か、それを考えれば、よくこれだけ参加者があったものだ。人数的には、今年の3月の参加者より多めだと思うが、そのときに見た顔ぶれとは若干違っていた。野宿者支援や外国人労働者支援、雇い止め、生活問題とか、この間一層深刻となってきたテーマが語られた。そういった意味で、この秋のNO VOXではより実質的な課題に取り組んでいる仲間たちの結集となったのではないだろうか。
 
 今回、街頭デモのコールでは、参加者の意識を最大限尊重した志向なのだろう。参加団体・個人から広くコールを募り、異例!とも言える数多くのコールが採択された。その、普段“声なき声を挙げる者たち”の多彩なデモコールはもとより、パフォーマンスとして、街から回収した空き缶を載せた台車押し出す仲間たち。いつもは“見て見ぬフリされる”その姿を「どうだ見よ!」と言わんばかりに路行く通行人らの面前へと曝け出していた。そして、声高く渋谷の街頭に響くコールに、渋谷駅前で情宣していた民族派右翼たちをも黙らせるほど、腹の底から沸きあがってくるエネルギーが感じられるデモだった。

 【NO VOX 「持たざる者」の国際連帯行動(その1)】


 【NO VOX 「持たざる者」の国際連帯行動(その2)】



 残念ながら、今ひとつ参加者数が伸び悩んだ原因のひとつには、“サイトの整備が不十分”という点が挙げられるだろう。国内版は2008年から更新されていないので「運動の意義」や連絡先くらいしか判らない。海外版は、もはやサイトにつながらない!! 
 これほど現状的にホットな問題に取り組む実行主体ではふつう有り得ない“情報過疎”である。

国内版http://www.jca.apc.org/nojukusha/have-nots/

海外版http://www.novox.ras.ru.org

 「持たざる者」の国際連帯行動実行委員会
東京都台東区日本堤1-25-11 山谷労働者福祉会館