2026年2月1日、私は、埼玉県蕨市の蕨駅前において「外国人問題」と称して外国人に対する差別扇動を呼びかけることで悪名の高い河合ゆうすけ氏が応援弁士として登場するなどあらかじめ現場で差別的な問題発言を行うことが予想されることから、差別に反対する有志らによる監視活動のカウンターアクションに参加しました。
この日、宣伝カーの上で喋ったのはほとんど河合ゆうすけ氏でしたが、彼の言っていることの主旨は「外国人追放」のそれに尽きるといっても過言ではありませんでした。長々と喋る内容も事実に則さない、はぼ曲解したデタラメばかり。たとえば、「日本の移民政策に反対」と彼らは言うが、日本政府は「移民政策」なるものは執っていません。これを指摘されると「研修生制度で外国人を呼び寄せているじゃないか」などと抗弁しますが、これは技能・知識を学んでもらうための国際貢献を目的としたプロジェクトです。2010年からは「技能研修生制度」そして2027年までに「育成就労制度」として企業の雇用関係の下で働きながら学んでもらう制度なので、永住を目的とする「移民政策」ではありません。それから地域の問題として「ゴミ出しの汚さ」などと言っていますが、これも実際私が川口周辺地域を見て回ったところ、ゴミの集積所にカラスなどから荒らされるのを防ぐためのネットが無い場所をいくつか散見できました。分別ゴミに関しても、あらかじめ自治体から外国語に翻訳されたパンフレットを配布で告知できれば事足りるはずです。なによりもゴミの分別を怠るのは日本人も同じこと。自治体のルールを徹底させればよいだけです。また、川口市内の犯罪についてですが、もともと地元に拠点を置く指定暴力団・住吉会系二次団体、領家一家(りょうけいっか)の組員や右翼らによるコロナ給付金詐欺事件や恐喝まがいの事務所監禁事件など、日本人のほうが凶悪事件を引き起こしています。たまたま外国人青年が一時の金策に目がくらんで悪事を働いたとしても、その元締めには日本人のヤクザがいるのです。なので今、右翼が前面に立って「外国人排斥」を公然とうたっているのも、その背後には「自分たちの後ろめたい行為を隠して都合の悪いことをすべて外国人のせいにしてしまおう」とする日本人の勢力がいることくらいは念頭に入れておく必要があると思います。
それから、立候補者の藤川広明(ひろあき)氏は、過去に東京都議選、江東区議選、参議院選にも立候補していますが、得体の知れない人物です。かれがマイクを持って喋る内容は毎回、具体性のない同じことばかり、「日本人が最優先で、日本人ファーストと言って何が悪い。日本人ではない人を私は差別しています。いけませんか?私は差別主義者ですよ」などと言っています。もう呆れますけど、さすがに選挙演説用の言葉を選んでいるためか、露骨に外国人に対して「〇ね!〇せ!出てけ!」までは断言していません。そのかわり、例えば、「日本人最優先・日本人ファーストですがなにか?」などの語りかけは、ビジネス用語の『差別化』の手法〝企業の商品やサービスの優位性を強調する〟を援用しているとも取れます。これまでレイシストが散々ヘイトスピーチしてきた「相手の不利な点をことさら叩く」だけではなく、「自分たちが相手と比べてどれだけ優位な立場なのか強調する」という論法のつもりなのではないかと推測したわけなのですが、藤川氏の語彙力ではそこまでは如何とも到達しきれない稚拙な「話術」でした。即席で詰め込んだネタなのか、周囲の者からは「まるで針のとんだ壊れたレコード」などボロクソ評でした。


