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Wattan Net Life

無道探訪‼︎                                         

 

【予想外?1200人の結集】

2026年1月11日、埼玉県川口市の寿町公園にて、すべての差別に反対し人々の相互理解・相互尊重そして多様性の富んだ街の発展を求める約1200人の人々が街の内外から集結した。当日の天気はこの季節にしては温暖だったものの吹き付ける風はつよく、参加者たちも身を縮むかと思われた。それでも集合場所に続々と集まってくる仲間たちの顔色は活気にあふれ、久しぶりに再会する仲間、共にカウンターアクションに参加した仲間、新たに顔を合わせる仲間たちは互いに笑顔であいさつを交わし、せまい公園内が満員状態になり、外の道路側まで人があふれるほどになった。スタッフの一人は「まさか、こんなに人が集まってくれるとは思ってもいなかった。嬉しくて涙が出そうだ」とも語っていた。それもそのはず、ここまでに至るまでには本当に数々の苦労を乗り越えた仲間たちが共に支え合ってきたのだ。右翼・レイシストたちは、外国人を排除する目的で差別排外主義を掲げ川口市・蕨市において外国出自の住民を貶める数々のデマを喧伝し、一部の新聞までそれに追従する記事まで拡散して世論を混乱させる流れを作られていたからだ。このような酷いデマ攻勢に対抗し、毎週末休日返上してまで川口・蕨あるいは神奈川県川崎の駅前で「ヘイトスピーチを許さない」「外国人差別に反対」「クルドはともだち」と訴えるプラカードを掲げながらスタンディングアクションを続けてきた仲間たちがいるからだ。

 

 

 

【出発するパレード】

そしてパレードは出発した。直前に右翼『日本保守党』のメンバー数名が妨害する叫び声をあげて邪魔をしようとしてきたが、そんなものはこの日の強風に比べたら「屁」みたいなものだ。熟練のスタッフたちが取り囲み、あっという間に封じ込めてしまった。パレードはスピーカーアンプを積載したトラックに『ごちゃまぜ川口』『さべつはだめ』のバナーを貼り巡らせたサウンドカーを先頭に、その後ろに参加者たちは色とりどりの思い思いのアピールを書いた旗やプラカード、バナーを掲げて市内を行進した。

「ごちゃごちゃごちゃまぜ川口」「一緒に生きよう」「差別をやめればケバブがうまい」「ゆる~く共存ごちゃごちゃごちゃまぜ」「ヘイトスピーチだっせーぞ」「デマと差別に気を付けよう ネットのうわさホントかな?」

こういったコールをパレードコース沿道の住民たちに呼びかけた。サウンドカーからは様々な国の民族舞踊のようなエキゾチックな音楽を流しながら後続の参加者もリズムに乗って踊りながら歩く。さながら「路上の歩くレイヴ・パーティー」の様相だ。

 

 

 

 

 

 

  

   

   

 

  

【住民から熱いエール】

パレードは幹線道路を抜け住宅地に差し掛かると、マンションのベランダから、戸建て住宅の玄関から、さらには商店街の店先からの応援して手を振ってくるひと、声をかけて「なんのお祭りですか」とか「外国人反対のデモかと思ったら逆ですね。よかった」「がんばれ」とか、住民の方々から声援を受けると参加している側としては思わず感極まって相好を崩してしまう場面もあった。

パレードもゴールの西川口駅前に到着するとその場で流れ解散となった。それでもまだ余韻の残る人たちはその場で歓談し合いそれぞれ街の飲食店に流れていくグループもあれば、メディアのインタビューを受けている人もいる。多くは次の再会を約束して各々の帰路につく。今回、この「ごちゃまぜ川口」のイベントは端からみたら一日だけの「お祭り」のように見えたかも知れないしかし、これまでこの川口周辺を覆っていた排外主義的な「灰色の空気」に一滴の色彩を添えることはできたのではないか。街に活気を与え景気を取り戻すには色とりどりの色彩がなければその街は衰退してしまうと思う。様々な出自の人間が集まり、多様な社会を形成してこそ強いパワーが発揮できるのではないか。そして、この運動はこれからも続いていくのだろう。

 

 

【新聞各社記事】

 

千人がデモ「一緒に生きよう」埼玉・川口で差別に反対(共同通信)

 

「一緒に生きよう」訴え 川口で外国人差別反対デモ(東京新聞)