泣き寝入りなんて許さない | 春はあけぼの 女は美学

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50過ぎた女が感じたこと、考えたことを書いてます

こんにちは。伏見美帆子です。



アラカンオンナが、
感じるままに綴るブログです。


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 このところ、地下鉄などで、
痴漢防止のポスターを
よく見かけるようになった。

これは都営交通だが、こういったポスター。

画像お借りしました。



犯罪は、

やはり目撃者がいると起こりづらいもの。


でも、

もしかしたら違うかなぁと助けられない人


そして何より

怖くて声を上げられない被害者のために、


このようなポスターがあるだけでも、

被害の軽減につながっていくのだろう。

とてもありがたいと思う。



もうすっかり電車の中で

痴漢の被害に遭うこともなくなった

アラカンのワタシだが、


かつて20代の頃は

毎週のように被害に遭っていた。


よくもまあ、あんな通勤地獄の

ギュウギュウつめの電車の中で

必死に手を動かして

女性に触ろうとするヤツがいるものだ。

気がしれないのだが。


あの頃は、

ボディコンでミニスカートが

普通の服だったので

ヤツらも余計に

その気になったのかもしれないのだけれども。



そう、

信じられないことだが、

30年以上前は

痴漢にあっても泣き寝入りだった。

れっきとした性犯罪であるのに。


なんなら、

そんな格好をしている女性が悪いと、

隙があるからだと、

そんなひどいことを言われたものだ。


ワタシはそんなこと耐えきれず、

被害に遭うたびに


「やめてください!」


と、勇気を振り絞って、

車内中に響き渡るほどの

大きな声を必死に出していたが、


そんな時の車内の雰囲気は


とんでもないヲンナに

手を出してしまったと言う、

犯罪者の方に同情の目が向けられることも。


乗客の男性が発した、


「怖〜!」

と言う言葉を今でも覚えている。


ひどい時代だ。

社会人だった時の話である。

その時は、

ガラガラだった車内の中で

立ったまま寝てしまったワタシに

ぴったりくっついて、

お尻をずっと触られていたのだった。


車内の他の乗客たちは

気づいていたはずだったのに。

見て見ぬふり…



会社についても怒りを抑えきれずに、

同僚の友人に話をした時、


さらなる怒りが込み上げた。



そんな大きな声を出して、

その後犯人に逆恨みされて刺されたりしたら

大変だから

我慢するしかないのよ…


そう話した友人は

ワタシのことを

心配してくれたのだろうけれども。



それからワタシは


満員電車の中で誰かもわからないヤツに

触られた時には

スカートをまくられそうになった時には


あの時になが〜く伸ばしていた爪を

相手の手に突き立てていた。


目には目を。

泣き寝入りなんて許さない。



そのうちに

出産で仕事も辞め、

満員電車に乗ることも

痴漢の被害に遭うこともなくなった。


痴漢防止のポスターを見るたびに

ワタシのような思いをする人が

出てこないことを望むばかりだ。



もしも被害に遭っている人に気づいたら

自分が遭った時のように

勇気を持って声をかけたい。


あんな嫌な思いを

全ての人にさせてはいけないもの。

女性男性問わず…。


でも、

まずは何より、そんな犯罪がなくなっていく

世の中になって欲しい。



そんなワタシが呟く、今日の箴言note。

悪いことしたらバチが当たるんだからねっ!

裁かれるんだからねっ!