「おしえて」という歌にある新たなメッセージ〜アルプスの少女ハイジ展 | 春はあけぼの 女は美学

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50過ぎた女が感じたこと、考えたことを書いてます

こんにちは。伏見美帆子です。



アラカンオンナが、
感じるままに綴るブログです。

 

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昨日、外出の帰りに、
自転車を漕ぎながら
口笛を吹いている人を見かけた。
 
口笛なんて、
久しぶりに聴いたような気がしたが
それはワタシがそこに
フォーカスしていたからなのかもしれない…
 
 

口笛はなぜ遠くから聞こえるの?

あの雲はなぜワタシを待ってるの?

ワタシを口笛にフォーカスさせただけではなく、

「あの頃」「幼かった頃」に

タイムスリップさせるには

この曲はあまりにも即効性があった。


そしてこの曲の「おしえて」という題名にも

50年の時を経て、我々現代人に

改めてメッセージを託しているのだと

最後の最後に気付かされる…

 

 

先ほども言ったように、
今年は、アルプスの少女ハイジが放映されて
50周年なのだそうだ。
 
それを記念して、
各地で様々なイベントが開催されている。

 

 

 

というわけで、

昨日、友人とこちらにいってきた。

 


放映50周年記念特別企画

アルプスの少女ハイジ展。

 


池袋東武百貨店で開催されているが

展示会場だけでなく、百貨店の中でも、

ハイジのオープニング曲「おしえて」が

BGMとして流れており、

ずっと脳内再生は続く…www


 

展覧会は、

 

1.名場面の中で生まれた”名言”に触れる
2.原作『HEIDI』の作者が伝えるアルプスの豊かさ
3.ハイジ誕生の裏側と制作ストーリー

(HPより)

 

の3部構成。


 あの頃のアニメとしてはとても斬新で


実は、普通の女の子を主人公にするのは

初めてだったそうで

反対もあったらしい。


そういえばあの頃は

魔法使いサリーちゃんや魔女っ子メグ、

マコちゃんのような魔法使い系や、

不思議な力を使える、

ひみつのアッコちゃんのようなアニメが

女の子の間では流行っていた。


それでも、

スポンサーやテレビ局を説得し

(そのプレゼン資料も展示されていた)


放映が始まる一年前に、実際にスイスへ行き、

様々なキャラクターの顔や

モチーフなどを探し、デザインし、

そして、ヤギの声やカウベルの音なども

録音し、実際に作品の中で用いて、

徹底的にこだわり抜いた作品となっていった。


それは若かりし頃の

宮崎駿氏と高畑勲氏。

まだ30代であった。


あまり話すとネタバレになってしまうので

最後に一つだけ、

宮崎駿氏のこだわりのエピソードを。


ハイジは当初、三つ編みの女の子だった。

しかし、

宮崎駿氏が、

「山の中にいるお爺さんが

毎日ハイジの髪を三つ編みに整えてあげてるのは

考えられない」と、

あのショートヘアとなったそうだ。


生活の中まで

徹底的にそのキャラクターの視線で

ものを見る。

だからこそ、

個性的な登場人物や

おじいさんのアルプスの山小屋などが


50年経った今でも

ありありと思い出せるのだろう。

まあ、再放送も何度も観てますけどね。

なんなら一緒に行った友人たちはみんな再放送で観ていた笑。



こんなジオラマも。



展示の最後に、

制作プロデューサーの高橋茂人氏からのメッセージが掲げられていた。

その中の一つ、

「『おしえて』の大切さ」を、ワタシの意見も交えて。


アルプスの少女ハイジの

オープニング曲にもなっている「おしえて」。

ネット社会の現在では、

なんでもググると答えは出てくるが

かつては

年長者の経験に裏打ちされた知識からくる教え

だった。


ハイジが、

わからないことをおじいさんに聞いていたように、

わからないことは素直に「おしえて」と、

人に聞けるように

我々も優しく教えられるように

そんな人との触れ合いを大切にしたいと。

そこには「ググレカス」なんていう冷たい言葉はないのよね…

ワタシもよく使っていたけれど…


ハイジの素直さに、

我が身を振り返る…。


そして最後に、

ハイジになってみた😆💦


こんなコスプレも無料でできます😆

クララの衣装もありますわ。

はしゃいでコスプレしているのはワタシたちだけだったんだけどwww やりたいことは素直にワクワクと🎵、



アルプスの少女ハイジ展

4月9日(火)まで。

池袋東武百貨店

8F催事場にて。