つれづれが及ぼす悲劇と幸せって… | 春はあけぼの 女は美学

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50過ぎた女が感じたこと、考えたことを書いてます

こんにちは。

文字つづりすとの渡邊美帆子です。



アラフィフオンナが、
感じるままに綴るブログです。




一人が好きである。

一人の時間がないとイライラしてくる。


別に人が嫌いなわけではない。

かつてはたくさんの人と一緒に

ワイワイ騒ぐのも好きだった。


でも今は少し違うのだ。



小さな頃から、
一人遊びが好きだった。
一人か二人、お友達と一緒なのも
また楽しいのだけれど

お家の中で、
一人でお絵描きやおままごとや読書をしたりが
一番好きだった。

母が習い事をしていて
学校から帰っても家にいないことが多く、
テレビを観ることを固く感じられていたので、
ちゃんと守ってて偉い子供だ。というより母の言いなり

一人遊びに没頭して
寂しさを紛らわしていたのかも知れない。

もともと運動も嫌いで
大勢の友達と外で遊ぶのは苦手だった。

庭で一人でおままごと。



それがいつの間にか、
大勢の人と一緒でも気にならなくなり、
それが楽しくなり、

逆に、
集団で行動しないと不安となっていった。

誰かがこそこそ話していると、
自分の悪口を言われているのではないかと
不安になったり
怯えたりしていた。


誰かと一緒でないと、
心細くて
身の拠り所がなかった。



その不安がいつの間にか無くなっていったのは、


介護や家事や育児、そして仕事などで
目の回るような
忙しい毎日を送るようになってから。
そんなこと考えたり悩んでいる暇は無くなった。


暇だと色んなことを妄想する。
つれづれなるままに。
つれづれが及ぼす悲劇。
もともと、
子供の時から妄想と空想の境がなかった。
この色が異なる雲の境はどうなっているんだろうと考える。


そして昨年のコロナ。

人と会うこともままならなくなり、

気づくと

一人が好きな自分がいた。


あの時の、小さな頃の私が、

炭酸のように

シュワシュワと出ててきたのかも知れない。

三つ子の魂100までとはよく言ったものだ。



たまに大勢で集まったり、大勢のzoomなど、

その時は楽しいからはしゃいで、

後からグッタリと疲れる。

はしゃいでいるようでいて、

実はとても気を遣っていたりする。


人が大勢だと、中にはエネルギーバンパイヤがいて

もちろんご本人は無自覚なのだろうが、

吸いとられてフラフラになる時もある。


やはり、気の合う人と少人数がいい。


もしくは一人笑。




しかしその一人好きは、


もしかしたら、
家族がいるという
安心の礎の下にあるのかも知れない。
と思ったのは、

定年後、
趣味に没頭していて一人が好きだった父が、
母が亡くなって一人暮らしになった後、
憎まれ口を叩く娘であっても、
家に行くと喜んでくれたから。



そんなことを考えるのも、
今、暇だからなのかも知れない。
つれづれなるままに。
それはそれで幸せなのだろう。

3歳の時。父と海水浴。アングルが下手くそなのはカメラが苦手な母が撮ったから笑。