1週間前に実は今年初めての佐賀遠征に行っていたのですが、撮れ高が悪く(コクワガタのみ・・・)ブログを更新していませんでした笑
ですので、今回の採集活動は正確には今年3回目となります。
一昨晩(金曜日)のこの採集活動ですが、実はその日は友人と飲みに行く予定であったため、クワガタ採集をするつもりではありませんでした。
が、終業タイミングに職場で突発なトラブル対応が入り、飲み会は急遽キャンセル![]()
ただ、これが吉に転じたか、まさかまさかの天然オオクワガタゲットにつながってしまいました。全く想定外の展開で、今でも本当に信じられません・・・
では、一昨晩の流れを時系列で振り返っていきます。
21時頃
ようやっと仕事を終えてため息をつきながらの帰宅中、クワガタ関連のブログ等をネットサーフィンしていると、良型のミヤマクワガタが福岡でもちらほら採集できていることがわかりました。
21時半頃
今週は仕事のトラブルが続き、疲労困憊でしたので、何度も逡巡しましたが、最終的にはネットで見た70ミリオーバーの天然ミヤマクワガタの印象が強く、久しぶりにミヤマクワガタをターゲットとして採集に行こうと決意しました。
22時頃
車での移動中、山の中腹で巨大なイノシシ
に遭遇し、心が折れかかります。
22時半頃
ここ数年訪ねていない標高の高いポイント付近に到着しました。
ここからは光の全くない山道を突き進んでいきます。
しかし、記憶を頼りに探すものの、なかなかポイントが見つかりません。
そうこうしていると、イノシシの「シュー」という警戒音が聞こえてきました。
少し前に見た巨大イノシシの残像がよぎるとともに、携帯電話の電波が1本も立っていないことにも気づき、これは最悪死ぬと思い、急ぎ撤退しました。
23時頃
こちらも過去にミヤマクワガタを発見したことがあるポイント付近に到着しました。細かくは言えませんが福岡と佐賀の県境付近ではあります。そしてここからはしばらく徒歩で移動です。
気温は26℃。ものすごい濃霧が発生しており、まるでミストシャワーの中にいる感覚でした。
23時半頃~25時頃
山奥のクヌギ大木が一定量群生するエリアに到着。
樹液の出は非常に良い状態でした。
1本ずつチェックをしていき、5本目ほどだったでしょうか。
樹液が噴出している巨木の2.5mほどの高さのウロに隠れる巨大な甲虫のお尻を発見しました。
見た瞬間、オオクワガタのメスだと確信しました。
こういう瞬間が訪れた時、ものすごく興奮するかと思っていましたが、意外と落ち着いていました。
ウロが複雑ではなかったこともあり、スムーズに「ひっかき棒」での掻き出し作業に移ります。
そして、ついにゲット。
採集ケースに入れた時の喜び、そして安堵感は何とも言えないものでした。
左前足フセツの一部欠け、顎のすり減り具合からいって、恐らく冬を少なくとも一度は越した個体だと思います。
少し離れた木では60ミリオーバーの水牛型ノコギリクワガタがそれなりの数、そしてヒラタクワガタ、コクワガタ、数は少ないながらもカブトムシも観察できました。
途中からカウントを適当にしだしましたので、完全に正確かはわかりませんが、久しぶりのタコ採れといった感じです。恐らくここには人がほとんど入ってきていないのでしょう。
約1時間半で
オオクワガタ メス1匹
ヒラタクワガタ オス5匹程度、メス3匹
ノコギリクワガタ オス10匹以上、メス4匹
コクワガタ オス5匹程度、メス3匹
カブトムシ オス1匹、メス3匹
を確認できました!
(オオクワガタ メス1匹、お土産用としてノコギリクワガタ1ペア、ヒラタクワガタ1匹を持ち帰らせていただき、残りはリリースまたはそもそも観察のみに留めました)
ミヤマクワガタを採りに来たはずが、まさかのミヤマゼロです笑
ただ、それが吹き飛ぶ
オオクワガタ!
トラブル続きだった今週最後のトラブルは最高のご褒美という形で返ってきました。
26時頃
ささやかながらの祝勝会ということで、一人で24時間営業の「資さんうどん」に行ってきました。もちろんノンアルです(というか、水です笑)。
お腹も満足し、無事帰宅。
朝には子どもの野球に付いていかなければいけないということで、シャワーを浴びて泥のように眠りました。
以上、今回のオオクワガタ採集録でした。
オオクワガタメスは、サイズが40ミリ超の大きな個体でしたので、放虫疑惑がゼロではないですが、人工飼育品に見られるようなディンプルもありません。そもそもこんな山奥までわざわざ来て捨てるか?と思います。
疑いだしてはキリがないですし、貴重な天然オオクワガタとして責任をもって飼育し、産卵セットも組んでみたいと思います。


