昨日は妻が不在。ということで、息子と近場でアクティビティができるところを!と思い、佐賀県の三瀬村まで足を延ばしてきました。

 

まずは、前から近くを通るときに気になっていた、「山あそび」という観光スポット。ヤマメの釣り堀やキノコ狩り体験などが楽しめます。

 

息子が選択したのは、やはり「釣り堀」。30分1本勝負ですので、集中力が持たない子どもにも丁度よい感じです。

私はせっせと竿に練り餌を付け、息子に竿を投げさせる。餌にヤマメは見向きもせず、一向に釣れる気配なし・・・という状況を20分程続け、ついに私の出番です!

 

釣り堀中央付近にいるヤマメたちは、他の釣り人たちも狙っており、正直、落とされた餌で腹一杯だろうと思い、あえて端っこの物陰を狙います。

そして、終了2分前に・・・

 

 

何とか1匹ゲットしました。1匹も採れずゲームオーバーとならず胸を撫でおろしました・・・

釣ったヤマメはすべて買い取りになりますので、塩焼きにしていただきました。2人で1匹ですので、量は少ないですが、達成感でカバーという感じですかね笑

 

その後、さすがにもう少しお腹を膨らませたいと、ベルボワーズさん(パン屋さん)で軽く一服し、これまで来たことがない小道を少しドライブしてみることにしました。

 

するとよい雰囲気のきれいな沢を見つけました。水流もそんなに早くなく、小魚もそれなりの数を目視できます。これはよいなと思っていると、何かジャンプする大きな物体が!

 

トノサマガエル

 

でした。

 

福岡市内ではあまり見かけませんので、息子は「持って帰りたい!」と言いますが、トノサマを飼育するにはは陸地・水辺もそれなりにスペースを取る必要がありますので、諦めてもらいました。

 

そうこうしていると、またも何かが飛び出してきました。

 

今度は、

 

カジカガエル

 

でした。

 

水が綺麗ということでしょうね。「カジカガエル」なら今ある水槽でも何とかなるかなと思い、息子に捕まえてみるかを聞いてみます。

 

息子はもちろんOKです。

 

早速、車に網を取りに行き、沢に戻ってきます。そして、「さぁ捕獲チャレンジしてみよう!」と思ったその時です!

 

バシャん!

 

もの頭上からカジカガエルのそばに何かが落ちてきました。

なに!?とびっくりして見てみると、

何とそこには!

 

シュレーゲルアオガエル

 

がいました。

 

 

人生で初めて野生のシュレーゲルアオガエルを見ました。

そして、このおっさんのようなふてぶてしい恰好。「かわいい!」と一瞬で心を奪われました。

 

網を近づけても全く逃げるそぶりがなく、簡単に捕獲することができました。

そして、じっくり観察した後、あ、忘れてた!と、カジカガエルがいたところを見ると、やはりカジカさんはすでにどこかに行ってしまっていました笑

 

その後も何匹かトノサマガエルやツチガエル(恐らく)も見かけました。

リアルにこの沢はカエルの楽園のようです。

三瀬の山奥にはウシガエルに侵食されていない豊かな自然がまだあったんですね。

人通りが多い箇所にはウシガエルが侵入してきていますので、時間の問題なのかもしれませんが、山奥にあるこの場所には、このまま、日本固有のカエルたちの楽園を維持してもらいたいですね。

 

捕獲したシュレーゲルちゃんはどうしようか迷いましたが、家で飼育してみることにしました。

もちろんこのカエルを飼育するのは初めてですので、1週間観察してみて、これは無理だと思いましたら、またこの沢に戻そうかなと思います。とりあえず1週間分は耐えられる沢の水を一緒に持ち帰りましたので、様子を見てみようと思います。

 

それにしても、シュレーゲルアオガエルというカエルは、ものすごくおっとりしていますね。捕獲時も一切暴れない、ケージを開けても全く逃げない、大体寝てる。

個体差もあるみたいですが、おっとりしているのは確かなようです。こんなカエルが野生下で生きていられることが不思議ですね。

 

その後も、美味しいコーヒーを飲んだり、森のどんぐりや端材を使って工作をしたりと、三瀬村を満喫できた一日でした。

しかし、何よりの収穫は、リアル「カエルの楽園」を見れたことです!

この「カエルの楽園」では、夜には本当に素晴らしい合唱が聞けるかもしれませんね。いつか夜に行ってみたいです(恐らく真っ暗闇ですので、一人で夜行くのは怖いですが・・・笑)。