包丁を作ってみました、左のナイフと鉄板はこんど買った物です。ダマスカス鋼といってとても貴重のものです、純金やプラチナを含んでいるハガネです、中近東製の本物です。日本でもありますが、デザインが中近東製のほうが格段に優れています。左端が小刀では珍しいラダー・バーズアイです。

小刀でラダー・バーズアイをアピールするためには、紋を細かくせざるを得ず、非常に難易度が高くなります。
刃渡りが足りず、グレードは付きませんが、刀身のみ見ればメインに於ける9~10が付くレベルです。

白く光っているのが、私が、ハイス鋼の鉄板から削りだして作って包丁です。とても硬かったです。これを作ったのは、左から二つ目のダマスカス鋼の鉄板で包丁を作るための
練習のためです。

右端は鞘を作っています。




ベニヤ板で型板を作っています。形のデザインは先丸蛸引き包丁の形です。少し足りないのは
鉄板を溶接で付け足します。

出来上がりの寸法は刃渡り30cm幅は35mm暑さ4mmになります。






鉄板のデザインはパターンは、Rain Drop・Birds Eyeです。

ダマスカスの中でもLadderと並んで最高のクラスになります。

特にこれらのダマスカスは、鍛錬の段階でのアンジュレーションを目では確認出来ず、不確定要素の中での手探りによる完全に感覚の世界のため、最も難易度も高くなります。

余談になりますが、グレードを得るのはLadderが最も多くなりますが、理由としては"Rain Drop・Birds Eyeと比べると"流通量が多い、というのが理由とも取れます。

最上級の柄の中でも若干の序列があり、Rain Drop・Birds Eyesはもともと王族への献上品にのみ許されていたパターンのため、ある意味においては、こちらが真打とも言えるかと考えます。

Rain Drop・Birds Eyeを持つ刀身は、まず見られません。
作刀に於いては、価値が高いと考えます。

包丁やナイフなど、立体的な造形を作り込むと、紋様も奥行きが深まり、陰影が強く変化し、圧倒的な存在感へと変貌します。

利器作成以外に於いても、あらゆる造形物への想像力を掻き立てられる品と考えます。