土地選びは、BESSから紹介してもらった不動産業者に入ってもらって進めることになりました。
BESSの展示場で打ち合わせをし、私達の希望を伝え、候補となる土地をリストアップしてもらって現地の下見をしました。
私達は期待に胸を膨らませて現地を巡りましたが、あまり良い物件はありませんでした。
私達は
「自然豊かで長閑な場所」
「周囲を建築物で囲まれていない景観の良い場所」
を希望として伝えていたのですが、紹介してもらった土地は、正直なところ、
「ちゃんと話聞いてました?」
と思ってしまうものが殆どでした。
かなりガッカリです。
不動産業者の営業に希望とマッチしないことを伝えると、営業は会社とBESSに連絡を取って、追加で幾つか候補を出してくれました。
そして、その中の一つが私達が建築を決める土地になりました。
田園とお茶畑が広がる長閑な農村。
それでいて丘一つ越えると市街地にアクセスできる利便性。
何より良かったのは、河川沿いで遠くまで見通しの利く景観の良さです。
この土地は、BESSの営業も目を付けていた土地だったとのことで、自身も建築を検討したことがあるとのことでした。
ネックだったのは、土地の広さです。
広々とした空間で子供を遊ばせたり、家庭菜園などもやりたかったので、少し広めの土地を希望していたのですが、ちょっと希望には満たない広さだったのです。
私達は決めかねていましたが、
「100点満点の土地はない」
「土地にこだわり過ぎると、いつまで経っても決まらない」
「早い者勝ちなので、少しでも気に入ったところがあるなら、決めた方が良い」
というBESSの営業の後押しで、その土地で検討を進めることになりました。
この時の営業の言葉は、営業トーク半分だと分かってはいましたが、真実も含まれていると自身で判断したからです。
ですから、それについては文句をいうつもりはありません。
問題は、その後です。
土地購入の前に、まずはBESSで調査をしてもらいました。
希望するモデルの家と土地に広さの関係から、どういう配置で建築するか。
水や電気などのライフライン関係。
TVの地上波が入るのかどうか、インターネット回線は、などなどです。
調査の結果、問題なく建築できると説明を受け、BESSと契約を交わし、土地の購入手続きをしました。
その後、役所への建築許可の申請、近隣へ同意書サインのお願い、などなどBESSに進めてもらいました。
トントン拍子に進んで、地鎮祭を行い、建築資材が届いていよいよ上棟式を迎えるという時。
問題が発覚しました。
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