出前というのは、外食でもないが、中食(惣菜)でもない。待たずにおうちまで届くありがたい食べ物。子供のころは、出前をする店がもっと多かったように感じる。盛岡にきたら、結構多いので驚いた。ただ単に私が住んでたのが郊外の住宅地でそういうお店が少なかっただけかもしれないが。
「つぼ半」は、歩いてもいくらもかからないお店なのだが、お昼は仕事師の方々のランチタイムと重なり混む。出かけるのが億劫な時は、出前だ。と言っても食べ終わったら、マンション下まで食器を置きにゆかねばならない、これは主人の仕事なので、主人が居て食事の支度をしたくないとき出前になることが多い。我が家で他に出前と言えば、東屋、北田食堂で、どこも届くのが速い。
つぼ半は、失礼だが、美味しいお店を紹介してと言われて名のでる店ではない。いい店なのだ。手ごろな金額で、気取らず、好きなものが食べれる、夜は仕事帰りのサラリーマンが飲みながら最後は麺で〆て帰っている、庶民的な昭和のイメージのお店なのだ。内装もそういう意味で好きな店なのだが、好きというと意外に思われる。
意外だったのは、ここのかつ丼、牛蒡が入っていた。
海苔もなかなかインパクトがあったが中華屋の丼なので、さもありなんというところか。