なんと!!Kたろうが家出した。
寺子屋の2人・・・1人小6読書感想文、もう1人中1宿題追い込み。時間が延びて、3時過ぎのバスで帰りやれやれ甘いものでも食べたいなと、思っている時にKたろうから電話。
「今から峠へいっていい?」
今から勉強か?と思ったら
「家出したいから、峠へいく。泊めて」
家にいるのがいやになった、お母さんの顔を見るのもやだ、家出するという。
実は、午前中に母親から電話があり、Kたろうが500円玉貯めている貯金箱から500円盗って、ゲームセンターにいってるとこを、たまたまそばを通った親が見つけて「御用」となったいきさつを聞いていた。
そのいきさつは彼には言わず話を聞くと、
「おばあちゃんちで怒られて、その時、Kたろうがいなければ平和なのにって言った。だから、家出する。もう顔を見るのもやだ」
「だって怒られる原因あるんじゃないの?」
「そりゃあるけど、オレの前であんなこと言うな」
どうしても家出する。
もう、準備しちゃった、パジャマも勉強道具も(エライ!!)タオルも、冷蔵庫にあった牛丼も、リュックにいれた枕は大きすぎて入らなかった。今から家を出る。
ガンとして言い張る。
いまは夏休み中出し、明らかに中学生と思える子が夜、街中うろうろしていたらあっという間に補導されてしまう。
仕方なくというかやむを得ず?じゃ峠へおいでと許可した。
来るなり目の前で泣いた。
涙、鼻水、ぽたぽた。
首にかけていたタオルで何度も拭いていた。
以下。トンチンカン問答
●一週間ぐらいは泊めてよ。家に帰って、どうだ一週間平和だったか?っていってやりたい。
→だめだよ、そんなに長い間泊められないよ。誘拐犯になっちゃう。
●じゃあ、峠の子にしてほしい。
→無理だね。両親といろいろ話し合って、法律的に解決しなきゃいけないことがたくある。
●ヘェー、先生なら何でも出来ると思ってた。
→できるわけ無いよ。それより、先生に来ちゃダメって言われたら、どうするつもりだった
の?
●前にお父さんがまんが喫茶で泊まれるっていったからいこうとおもっていた。
→それは良い案だねー。すぐに警察へ連絡してくれておまわりさんが迎えにきてくれるよ
●じゃ、コンビニにいる
→ウン、いいねぇ。お店の人が連絡してくれて、すぐにおまわりさんが迎えにきてくれるよ。
だって法律で決められてるもん。
●へー、そうなの?じゃ、どっか公園みたいなとこで寝る
→うん、それならいいかも。虫にさされたり、虫が寄ってきたりで寂しくないかもね
えーオレ虫苦手なんだ。怖いんだ。
ざっとこんな調子
2時間以上話しをきいて、もっといろいろ面白いのだけど、今日は疲れたからまた明日書く。
Kたろうは、8時頃お父さんが迎えに来てくれて必死で抵抗したけど
「とにかく今日は帰れ」
と説得した。
お父さんの陰に隠れて、自分の部屋へいって寝てしまえって