〜某日〜
Twitter私「(暇だなー適当にtwitterのTLでも見てよ)」Twitter私「(おっ音威子府そばじゃん美味しそう)」
Twitter私「(いつもの常盤軒かなー…………音威子府TOKYO…?)」
Twitter私「(東京で音威子府そば食べられるところあるんか!!)」
行きました。
だって音威子府そばすごく気になってましたし。
場所は四谷三丁目駅からすぐ。4番出口出て新宿通りを四ツ谷方面に進んで見える杉大門通りに入ってさらに進むとあります。
営業時間とか書いといてもいいですけど変更が入って虚実が混ざるのはよくないと思うので自分で調べてください。私は夜17時過ぎに行きました。夜の時間ならお酒飲めます。まぁ私未成年なんでお水飲んでましたけど。
(入店)
私(中狭いのね)
私(まって、こういう個人店みたいな感じの店の作法とかわかんないどうしよ)
店員さん「こんにちは〜」
私「こんにちは〜(ハッとりあえず挨拶返す癖がッッというかいらっしゃいませじゃなくてこんにちはなのねなんかアットホーム)(んまって、今昼じゃなくて夜じゃん)(まぁいいや)」
10席もなさそうなカウンター席のうち1席に案内されました。あとお座敷席もそんなに多くありませんでしたね、小さな個人店って感じがすごいする。
お通し的な感じなんですかね、ぬか漬けを貰いました。写真は撮り忘れました。注文はもちろん音威子府そば。今大盛り無料って言われたので言われるままに大盛りにしました。
待ってる間に音威子府そばの解説とか書いてあるラミネートしてある紙をメニューのごとく渡されたのでだらだら読んでました。あとは雑談したり云々。あ、ここ店員さんとお客さんの距離感があまりないんですよね。ちょっと前にも書いた気もしますけどアットホーム。茹でる時間は長いのでまったり駄弁るのおすすめです。
こちら音威子府そばのざる蕎麦です。左上のお皿はぬか漬け入ってたやつ。
美味しい。
久しぶりにお高いそばを食べました。コシが強くていいですね。私に語彙力はないのでこれ以上の感想を求められても困りますが。
食べ終わったあとそば湯をお願いしました。隣のおば様が頼んでいたのを確認してたのでそば湯出してくれることは知ってるんですよって感じで。
目の前でそば湯掬ってました。
そばを茹でるところがばりばり見えるそば屋って地味にここが初めてなもんで、「(そば湯ってほんとにそば茹でた湯なんや…!!!!)」と驚いたものです。そば湯を入れてるところを初めて見ました。個人的興奮ポイント。ひっそり写真撮っとけばよかったですかね。肖像権とかあるんでやりませんけど。
そば湯飲みながらまったり雑談してました。店員さんと話してたんですけど途中から常連さん?にも話をふるようになって雑談がより進みましたね。北海道周ったとかそんな話を聞いてました。私も鉄オタとか旅行オタとかやってるので楽しい限りです。北海道の乗り放題系乗車券とか使ってただとか駅で寝泊まりしてただとか急行よく使ってたとか。
そんな話をしてたら結構な時間が経ってしまったのでおいとますることに。お会計お願いするとちょっと時間かかるからなのか私が子供だからなのか知りませんけどゆずようかん出てきました。美味しかったです。甘いの好き(ちょろい)。お会計もレジとか行くわけじゃなくてそのままカウンター席でやりました。
退店する際には北海道地名サイコロキャラメルと丁寧なお見送りを頂きました。こんな高校生にありがとうございます。
駅に着いて丸ノ内線、小田急線を乗り継いで帰りました。思うんですけど丸ノ内線ってほんと地下浅いですよね。さすがだいぶ早期の地下鉄。
最後に、音威子府村と音威子府そばの解説をば。
北海道の音威子府(おといねっぷ)村は北海道の中でも北部に位置する村です。道内で唯一人口3桁で一番人口の少ない村だったり。旭川と音威子府の間くらいにあり、宗谷本線という鉄道路線が通っています。代表駅の音威子府駅に常盤軒という立ち食いそば屋がありました。「伝説の駅そば」「日本一美味い駅そば」などと言われており、鉄道オタクや立ち食いそばオタクの間で有名な立ち食いそばでした。この音威子府そば、この人口の村でしか生産されてないため数が少なく幻とも言われてます。常盤軒さんが不定期営業だったのもあるんですかね。ちなみに音威子府そばの特徴は上の画像にあった通りとにかく黒いのです。写真では伝わりにくい黒さ、更科そばなんかと比べると歴然なんですけどなんせ音威子府そば単品注文だったもんで……。
最後に、上で説明した音威子府駅の『常盤軒』は、2021年2月頃に店主が他界されてしまったため、併せて常盤軒は閉店となりました。いつか行きたかったんですけど結局叶いませんでした。無念。店主さんに深くご冥福をお祈り申し上げます。