最近、今までより少しだけ時間が自由になったから、
昔買った本を読み返したりしている。
管理人、気に入った本は何度も何度も読み返すんだな(苦笑。
管理人的には、
心情派の 東野圭吾 氏
超能力系、時代物の 宮部みゆき 氏
ミステリー(天才系) 森 博嗣 氏
宗教・組織系 ダン・ブラウン氏
そして、役人が主人公の「小役人シリーズ」で
有名な 真保裕一 氏。
この辺は何回読んでも新鮮。
で、
つい先日まで読み返していた(もう7~8回は読んでる・・・・)のが
真保氏の
↓
取引。
内容は、これも主人公が公務員の「小役人シリーズ」で
約700ページ(厚さ3センチ)ある長編。
公正取引委員会の審査官が主人公。外務省職員も登場。
ODAに関する談合,幼い少女の人身売買など「今日的」話題が身につまされる感じなん
だけど・・・・・・ホントよく調べて感心の連続の小説なんだけど・・・・
気になることがひとつある。
物語は、公正取引委員会の審査官の主人公が汚職の嫌疑を
かけられ、いろいろ悶着の末にフィリピンに出かけることになるわけ
なんだけどさ、
フィリピン出発前に主人公は1週間、ホテルの缶詰になって
英語の勉強をするわけよ。
大学卒業以来十数年英語から遠ざかっていた主人公が。
で・・・・
1週間の勉強の末、小説の中では
「英語も辛うじて会話になるところまではきた。あとは機内で
スチュワーデスと親しくなって仕上げといこう」
なんて書いてあるわけなんだが・・・・
・・・・・
1週間猛特訓で英語を勉強すれば、そんな会話できるん?
Σ(・ω・ノ)ノ!
小説では、その後、主人公がフィリピンに赴くわけで、
そこでの会話は当然英語を使っているわけだが、
一週間の猛勉強でカタコト英語を習得した主人公が、
「人身売買の組織がマニラ周辺でも活動していることは想像に
難くない。そうであれば、彼らの中に君の知っている者がいてもおかしくない。
そんな君と我々が行動を共にすればどうなると思う。たとえ向こうで組織と
接触できても、彼らは我々に子供を売り渡すようなことは絶対しないはずだ。
それどころかCISのおとり捜査だと思われて、こっちに命まで狙われかねない
危険がある。」
∑(゚Д゚)
とか
「海老原の存在を隠すためには、同じ階に部屋を取り直す必要があったんだよ。
政治家が女を買いにいった先で誘拐されたなんてことになれあ、その行動を問題視
されて、政治家としての立場を取り沙汰されかねない。海老原を利用したいと考えている
ものたちにしてめば、それだけは避ける必要があった。そこでアイツが狂言誘拐の被害者
にえらばれたんだ。あいつならその行動を非難されても一時的に職から身をひいて
ほとぼりが冷めるのを待つこともできる。フィリピンに詳しい彼には身代金を奪うという
大事な仕事がある。アイツが被害者にえらばれたのは当然の結果だ」(一部人名をぼかしてあるよ)
( ゚-゚)( ゚ロ゚)(( ロ゚)゚((( ロ)~゚ ゚
なんて、スラスラ英語でしゃべることができるってのが
納得できない\(*`∧´)/。
どうやったら1週間でそんな英語力を身につけられるん?
主人公、スゴすぎ。
この小説の主人公の英語力を管理人にも分けてほしいもんだわ。