足場に登る者 | 豆腐ライダー。

豆腐ライダー。

豆腐のような軟弱者が、田舎でバイクに乗ったりするよ。

私の住んでいる地区では、毎年このクソ寒い時期にお祭りがあります。

山のてっぺんにある神社の神様をふもとに下ろしてお参りする祭りで、まぁ詳しいいわれは知りませんが、農業が一段落ついた冬のはじめに田んぼの真ん中でワイワイやるというイベントです。


その祭りは三地区が持ち回りで当番に当たるのですが、それが今年はうちの地区が当番になっておりまして、いつの間にか我知らず青年団に入れられていたのでその準備に行ってきました。祭りの本番は来週なんですけどね。

会場になる田んぼの周辺の草刈りやゴミ拾いの他に、祭りでは毎年「子供相撲」と「たちまい」がメインイベントでして、その土俵をワラを巻いて作り、「たちまい」のための足場を組み上げたりと意外にも重労働でした。ところで「たちまい」って意味わかりますか?家を新築した時や祝い事の時にお餅を高い所からバラ撒くことです。


朝は曇り空でいかにも冬の空といったかんじでしたが、次第に晴れ間も多くなってきました。でも遮蔽物のない田んぼばっかりの場所で西風に吹かれながらの重労働だったので、すっかり肩が縮こまって固まってしまいました。


みんな寒い寒いと文句をたれていましたが、足場が完成すると早くも祭りの当日にモチを放る話しに花が咲いていました。僕はこの祭り自体が小学生の時以来ですし、ましてその準備に参加したのは今年が初めて。なのでもちろん「たちまい」でモチを放ったこともありません。しかし経験者によると、このモチを放るのは大層楽しいことだそうです。準備の時には高いヤグラの上に登るのを怖がっている人でも、本番になると自然に登っちゃうくらいテンションアップ。実際、足場の上に登ってみると何気に気分が良いものでした。


しかしその祭りが終わったらこの足場をまた解体しないといけないんだと思うとまた気分がダウンです。これ組み上げるよりバラす方がキツイよなぁ。

でも9年後に僕がこの祭りの責任者に当たることがすでに青年団で決まっているので、今のうちにせいぜい段取りを勉強しておこうと思います。



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