『束帯』
表衣を革製の帯で束ねる事により『束帯』と呼ぶようになり、
その起源は平安時代前期に逆上がると言われています。
大陸との交流による影響より、推古天皇11年に官位十二階が制定され、
当時は冠の色によって身分階級が示されていたが、後の養老718年の衣服令では、天皇の御袍の色から諸臣の位階の朝服の袍の色が制定され、これを『位袍』と呼ぶようになりました。
衣服令
礼服 大礼装
朝服 着装朝廷への出仕
制服 無位の官人や庶民の公事奉仕
官位十二階の色
一位 深紫
二位、三位 浅紫
四位 深緋
五位 浅緋
六位 深緑
七位 浅緑
八位 深縹
初位 浅縹
平安中期~江戸末期頃
一位~四位 黒袍
五位 深緋の袍
六位以下 緑縹、紺
衣紋道
平安時代後期になると武家の台頭の影響もあり、装束も威厳を整えるため織物を糊などで貼らせた固い装束が現れ、この装束を美しく威儀を整えて着装する技術が源有仁公によって創始され、その後、徳大寺家と大炊御門家に伝えられ、更にその後、徳大寺家の衣紋は山科家に、大炊御門家の衣紋は高倉家にと伝わりこの二つの流派が衣紋道として今日まで受け継がれています。
今日は、着装の高等教授科の授業で『装束』でした。
豪華な衣装を着装しあって、学ぶのも楽しいものですね。
ただ…チョット疲労気味…
でも、最後まで頑張りました!!
今夜はもう寝ます!!